学生の視点が物流を変える──コクヨサプライロジスティクスが進める“学びと現場”の共創

兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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■ 学生と企業が手を取り合う
“現場発”のイノベーション
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コクヨサプライロジスティクス(KSL)
が9月16日に発表した
「物流×産学連携プロジェクト」は
物流の未来を担う新しい試みです。
今回のプロジェクトでは、久留米大学
(福岡)と近畿大学(大阪)の学生が
物流現場での課題発見や
改善提案を行う取り組みをスタート。
KSLとしては、これまでの
首都圏・近畿圏に加え
九州エリアでの連携が始まる
“全国展開の第一歩”となりました。
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兵庫県を拠点とする私たち
軽貨物配送業者から見ても
この動きは非常に興味深いものです。
物流現場の課題を
「企業だけでなく学生と一緒に解決していく」
という姿勢は、“現場の知恵×若い感性”
という新しい価値創造を象徴しています。
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■ 久留米大学と久留米運送──
“地域物流”のリアルに学生が挑む
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まず、九州エリアでの新たな取り組みとして
KSLは久留米大学の近江貴治教授ゼミ
木下和也教授ゼミと連携。
地元の久留米運送と協働し
学生17名が実際の物流拠点を訪問しました。
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学生たちは
「久留米運送みらい九州支店」や
「カウネット福岡物流センター」で
ピッキング作業の体験や
現場ヒアリングを実施。
教科書では学べない
“物流の現実”を肌で感じ取ったそうです。
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このプロジェクトでは
・人手不足や労働環境改善
・地域との共生
・物流のイメージアップ戦略
といったテーマに基づき、学生が自ら
アイデアを考え、12月に
最終報告会を行う予定です。
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私たち現場の事業者が
日々直面している課題を、次世代の
若者たちが“社会課題”として捉え
新しい発想でアプローチしていく。
こうした動きは、地域密着型の物流を
アップデートする重要な
きっかけになるでしょう。
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■ 近畿大学では
「物流×ブランディング」に挑戦
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一方の近畿大学では、髙橋愛典教授の
ロジスティクス論ゼミから14人が参加。
キックオフ前にKSL近畿IDCを訪れ
空調服を着用して現場の
作業環境を体験するなど、現場目線の
学びを積極的に取り入れています。
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こちらのテーマは、物流を支える
企業の課題をもとにした
「ブランディング戦略」
「キャリアマネジメント」
「サステナビリティ」の三本柱。
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学生たちは企業の
社会的価値をどう伝えるか、働く人が
誇りを持てる職場をどう築くかを考え
12月の最終報告会で提案を発表します。
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物流は今、単なる“運ぶ仕事”ではなく
「社会の仕組みを動かす仕事」へと
変化しています。その中で学生が
“ロジスティクスをデザインする存在”
として関わることは、業界全体に
とっても大きな前進です。
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■ 学びと現場をつなぐ
「共創のプラットフォーム」へ
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KSLはこの取り組みを2025年度
全国4大学(千葉商科大・近畿大
名古屋学院大・久留米大)体制へ拡大。
地域ごとに異なる
物流課題をテーマに設定し、それぞれの
地域特性に合わせた“現場発の
DX・効率化・人材育成”を推進しています。
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兵庫のような地方都市でも
物流課題は地域ごとに異なります。
都市部では再配達や渋滞問題
地方ではドライバー不足や
積載効率の低下が中心課題。
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それらを解決するためには、
“中央主導の一律な改革”よりも、
「地域の実情を理解し、現場の声を拾う」
取り組みが不可欠です。
今回のような産学連携の枠組みは
まさにその実践モデル。
現場の知恵と学術的視点を
掛け合わせることで、より現実的で
持続可能な改善策を
生み出す可能性があります。
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■ 若い視点が物流を
“カッコいい仕事”に変える
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物流の現場では、「人手不足」
「長時間労働」「イメージの低下」
といった課題が続いています。
しかしその一方で、ドライバー
倉庫作業員・配車担当者など
一人ひとりが社会インフラを
支える誇り高い職業でもあります。
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学生たちが現場を体験し、そこで
“働くかっこよさ”を感じ取ることは
物流の社会的評価を
変えるきっかけになります。
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たとえば、彼らの発想で
「物流の見せ方」が変われば
若い世代の就業意欲を喚起し
人材確保にもつながるでしょう。
それは、私たち軽貨物業界にも
直結する話です。現場で働く姿勢を伝え
次世代が“憧れる仕事”にしていくこと。
これこそ、業界全体で
共有すべきテーマです。
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■ “地域×教育×物流”が描く新しい未来
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コクヨサプライロジスティクスが
推進するこの産学連携は
単なるCSR活動ではなく
地域・教育・企業が連動した
“人材育成型物流モデル”として
位置づけられます。
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久留米では地域密着の課題解決
近畿ではブランディングと働き方改革
千葉や名古屋ではデータ活用や
サステナビリティなど、各地で異なる
テーマを掲げながらも、根底にあるのは
“人を中心にした物流”です。
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兵庫でも同様に
地元の大学や専門学校と連携し
配送・倉庫・マネジメントを
体系的に学べる場が広がれば、地域物流の
底力は確実に向上していくでしょう。
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■ まとめ:
学び合うことで生まれる“新しい物流の形”
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今回のKSLのプロジェクトが
教えてくれるのは、物流の課題は
“現場だけでは解決できない”という現実です。
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学びの場から新しい視点を取り入れ
現場からリアルな声を伝え
その両者が共に成長していく──。
この循環が、これからの物流を支える
大きなエネルギーになるはずです。
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私たち兵庫の軽貨物配送業者もまた、
地域の学生や若者に「物流の現場を見せる」
「一緒に考える」機会を提供していくことで
新しい世代との共創が生まれるでしょう。
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物流を学びのフィールドに
学びを物流の力に。
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それこそが、これからの時代に必要な
“持続可能な物流のかたち”ではないでしょうか。
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