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“捨てない物流”が地域を変える──九州西濃運輸が描く農業と環境の新たな共創モデル

兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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■ 物流が“地域の未来”を運ぶ時代へ
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九州西濃運輸と農林中央金庫長崎支店が
9月19日に締結した連携協定は
単なる輸送連携にとどまらない
「地域課題を物流で解決する」挑戦です。
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この協定では、農林水産業・環境
地域社会の3つの分野で、持続可能な
発展を支える仕組みづくりを
進めていくことが目的とされています。
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特に注目すべきは、2025年2月から
続けている「廃棄野菜の有効活用」を
中心に、物流の力で“もったいない”を
“価値”に変えていく取り組みです。
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私たち兵庫県の軽貨物配送業者の
視点から見ても、このニュースは
非常に示唆に富んでいます。
物流を単なる“運搬”ではなく
地域と環境をつなぐインフラとして
とらえる考え方が、これからの時代の
方向性を示しているからです。
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■ 廃棄野菜を運ぶ、という新しい社会貢献
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九州西濃運輸はこれまで、出荷調整や
規格外などの理由で市場に出せない野菜を
動物園などへ運搬することで
有効活用してきました。
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今回の協定により
この活動を九州全域へ拡大。
さらに、長崎県雲仙市の「栗原ねぎ」と
福岡県北九州市の「到津の森公園」と
連携し、白ネギの出荷調整で生じた
残り野菜を動物の餌として輸送する
取り組みを2025年9月から開始しています。
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一見すると小さな物流の動きですが
実はこの仕組み、フードロス削減・地域循環
物流効率化という三つの課題を同時に
解決する可能性を秘めています。
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“廃棄されるはずだったものを
必要な場所へ届ける”。
まさに、物流の本質を突いた活動です。
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■ 軽貨物業者にも通じる
「地域に根ざす物流」の力
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この動きは、大型輸送を担う
西濃運輸グループの枠を超え
私たちのような地域密着型の
軽貨物配送業にも多くのヒントを与えてくれます。
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兵庫県内でも、地元農家や商店が
小規模な出荷を行うケースは増えています。
しかし、輸送コストが合わない
配送ルートが確立していないなど
「ラストワンマイルの物流課題」は
依然として多く残されています。
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そうした課題に対して、今回のように
“小さな物流の力をつなぐネットワーク”
を構築すれば、地域全体で効率よく
そして持続的に支えることが可能になります。
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地元の農家や市場、自治体と連携して
「地域配送の共助モデル」を作ること。
それは、兵庫の軽貨物業者が今後
担うべき役割の一つだと感じます。
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■ 環境と物流の両立──
カーボンニュートラルへの道
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今回の協定で九州西濃運輸が
掲げているもう一つの大きなテーマが
カーボンニュートラル実現への貢献です。
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廃棄野菜の再利用は単に
食料ロスを減らすだけでなく
廃棄時に発生するCO₂排出を削減し
地域内での“低温流通網”を拡充することで
燃料効率の良い輸送体制を
築くことにもつながります。
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物流業界ではいま、脱炭素・省エネの
取り組みが急速に進んでいます。
電動トラックの導入や積載率の
向上などもその一環ですが、こうした
“地域循環型の物流”こそ、実は最も
現実的で効果的なカーボン削減策の一つです。
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私たち軽貨物業者も、配送ルートの最適化
複数荷主をまとめる「共同配送」の推進など
小さな単位でできる
環境貢献に取り組むことで
地域に根ざした“エコ物流”を
築いていけるでしょう。
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■ 農業・水産業を支える新しい物流の姿
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物流が止まれば、農業や漁業の
生産物は市場に届かず、消費者の
食卓も支えられません。
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九州西濃運輸と農林中金長崎支店の協定は
農林水産業者が抱える「輸送コスト」
「保冷体制」「人手不足」といった課題に
物流側から寄り添うモデルを提示しています。
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例えば、低温輸送ネットワークを
地域単位で共有すれば、小規模な
農家でも高品質な状態で
出荷が可能になります。
また、農協(JA)や
漁協(JF)などと連携することで
従来バラバラだった出荷を集約し
効率化を実現することもできます。
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兵庫県でも、淡路島の玉ねぎや
播磨灘の魚介類など、地域ブランドを
支える生産者と物流業者の
連携が今後の鍵になるでしょう。
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■ “共に育つ物流”という未来志向
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今回の九州西濃運輸の取り組みで印象的なのは
「輸送の効率化」よりも
「地域を育てる物流」という発想です。
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農業も、水産業も、地域経済も――。
それぞれが単独で成り立つのではなく、
物流という“血流”が通って
初めて地域が動くのです。
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兵庫で私たちが日々取り組む配送も同じ。
単に荷物を届けるだけでなく
地域の小売店が営業を続けられるよう支え
農家や商店の“つながり”を
守る役割を担っています。
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物流が「地域のために何ができるか」を考える。
それが、持続可能なビジネスの原点であり
結果として自社の成長にもつながるはずです。
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■ まとめ:
物流の未来は“地域との共生”の中にある
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九州西濃運輸と農林中金長崎支店の協定は、
物流が地域社会と共に歩む
新しい時代の始まりを告げています。
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「捨てない」「つなぐ」「支える」――。
この三つのキーワードが、これからの
物流のキーワードになるでしょう。
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兵庫県の軽貨物業者としても
地元の生産者や自治体
商業施設と手を取り合い
地域全体でサステナブルな
物流ネットワークを築いていくこと。
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それこそが、次の時代に求められる
“真のラストワンマイル”だと感じます。
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物流は、社会の裏側で
静かに支える仕事ですが
その影響力は“地域を動かす力”そのもの。
今回の九州西濃運輸の挑戦は
私たち全ての運送事業者に
「物流ができる社会貢献のかたち」を
改めて問いかけています。
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〒651-0094
神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401

株式会社アスファレス

代表取締役 荒川祐太

tel 090-4692-8760

fax 06-6485-5786

mail asfares.del.0812@gmail.com

HP https://asfares.com
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