空を走る物流の新潮流──郵船ロジスティクスが描く「国内航空輸送」拡充の意義とは

兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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■ 陸から空へ、物流の可能性を広げる挑戦
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郵船ロジスティクスが発表したのは
国内航空輸送を強化する新サービス
「Easy Connect」「Flexible Connect」
「Dome FLY!(ドメフライ)」の3本柱。
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これまで主に国際輸送の印象が強かった同社が
国内輸送に本格的な航空ネットワークを
整備した背景には、トラックドライバー不足や
災害時のBCP(事業継続計画)対策といった
社会的課題があります。
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兵庫県を拠点に軽貨物配送を
行う立場から見ても、この動きは
“陸送偏重の日本物流”を補完する
非常に前向きな展開です。
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トラックが止まるリスクが叫ばれる今
空路を組み合わせた新たな輸送手段は
私たち現場事業者にも
大きなヒントを与えてくれます。
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■ 3つの新サービスが生む柔軟性
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まず「Easy Connect」は
国内線と国際線を同一航空会社で
一貫輸送する仕組み。
これにより、手続きの簡略化や
リードタイムの短縮、コストの
最適化が可能になります。
輸出入貨物の多い製造業や商社にとって
ワンストップで管理できる
利便性は非常に大きいでしょう。
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次に「Flexible Connect」。
こちらは、国内線と国際線を異なる
航空会社で連携させる柔軟な仕組みです。
地方空港発の貨物を東京・成田・関西など
主要空港経由で海外に輸送できるため
地域発のグローバル物流を
支える力になります。
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最後に「Dome FLY!(ドメ フライ)」。
これは国内線のみを活用する輸送で
医薬品や危険物、試験サンプルなど
高品質かつ短時間輸送が求められる
貨物に最適化されています。
特に、通関・爆発物検査を要する
貨物をハブ空港へ運ぶ際に威力を発揮します。
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■ 陸上輸送の限界を補う“空のBCP”
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2024年問題を背景に、
トラックドライバーの拘束時間や
運行距離の制約が厳しくなり
長距離輸送や夜間配送の
確保が課題となっています。
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その中で、郵船ロジスティクスの
新サービスは「空の道」を使った
BCP対策として注目されます。
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たとえば、災害や事故で
道路網が寸断された際航空輸送は
「最速の代替手段」として機能します。
特に緊急性の高い医薬品や
精密部品の輸送では、このスピードが
事業継続の鍵を握ります。
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兵庫県でも、南海トラフ地震を
想定した防災計画が進む中で
こうした“航空ルートの確保”は
企業のリスク分散策として
注目されています。私たち
軽貨物事業者にとっても、非常時の
「地上連携パートナー」として
役割を果たせる可能性が広がります。
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■ 地方空港の活用で物流を地域へ広げる
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今回のサービス拡充で特筆すべきは
地方空港を積極的に利用する点です。
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これまで航空輸送は成田・羽田・関空など
限られたハブ空港中心でしたが
地方空港を経由することで
より多様な地域が国際物流ネットワークに
直接接続できるようになります。
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地方の中小メーカーが生産する
高付加価値商品や、鮮度が求められる
生鮮食品などを迅速に
全国・海外へ届けられる――
これは地域経済の活性化にもつながります。
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兵庫県でも但馬空港や神戸空港など
地元に密着した空港の
有効活用が期待されます。
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私たち配送業者が空港までの
ピックアップやラストワンマイルを
担うことで地域の物流ネットワークを
より強固にできるでしょう。
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■ 環境への配慮とモーダルシフト
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郵船ロジスティクスは今回の発表で、
環境負荷の低減にも言及しています。
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旅客便の貨物スペースを活用することで
新たな専用機を増やすことなく
CO₂排出量を抑え、空席部分を
“物流資源”として有効活用。
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さらに、鉄道・船舶などとの
モーダルシフトを組み合わせることで
「効率・環境・コスト」を両立する
輸送体制を目指しています。
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こうした動きは、私たち軽貨物配送の
世界にも波及していくはずです。
環境対応が企業選定の
条件となる時代において、「エコ配送」への
意識は小規模事業者にも求められる要素。
燃費の良い車両や効率的なルート設計など、
現場レベルの改善も環境貢献の一歩となります。
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■ “空×陸”の連携が生む次世代物流
航空輸送はスピードが最大の強みですが
最終的に荷物を届けるのは
地上のドライバーです。
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つまり、空と陸の連携があってこそ
真にスムーズなサプライチェーンが
成立します。
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郵船ロジスティクスの新サービス
地方空港を介した
“中距離空輸+地上配送”の組み合わせを
提案するものであり、軽貨物業界にとっても
協業の可能性が広がる領域です。
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私たちのような地域密着型事業者が、
「空港から企業・店舗・個人への
最終配送」を担う構図は
今後ますます重要になるでしょう。
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■ まとめ:
スピードと柔軟性が新たな価値を生む
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郵船ロジスティクスの
国内航空輸送拡充は
単なる新サービス発表ではなく
“物流の多層化”という
大きな流れを象徴しています。
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トラックだけに頼らない
空・陸・海を組み合わせた
マルチモーダル輸送が広がることで
企業も個人も「止まらない物流」を
手に入れられる時代が近づいています。
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兵庫の軽貨物事業としても
「どう連携するか」「どう地域でつなぐか」
という視点を持つことで、この変化を
チャンスに変えられるはずです。
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これからの物流は
スピードだけでなく“柔軟性”と
“持続可能性”が問われる時代。
郵船ロジスティクスの新しい挑戦は、
その未来を先取りする一歩だと言えるでしょう。
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