サントリーの配送効率化に学ぶ物流の未来 ~兵庫県の軽貨物配送業者の視点から~
兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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2024年10月18日
サントリーホールディングス(HD)は
飲料の物流における効率化の取り組みを
発表しました。浦和美園配送センターでの
工夫により、ドライバーの滞留時間を
30分程度に短縮し、配送の効率向上を
実現しています。
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このような事例は、兵庫県を拠点とする
軽貨物配送業者にとっても重要な学びの
機会となります。物流の最適化は
配送業界全体で避けられない課題です。
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この記事では、サントリーの取り組みから
私たちが学べるポイントを探り
ラストワンマイル配送における効率化の
可能性について考察します。
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1. 物流2024年問題と配送現場の課題
物流業界では2024年問題
(ドライバーの働き方改革による拘束時間規制)が
深刻化しており、業務の効率化が
急務となっています。サントリーが
浦和美園センターで取り組む施策は
こうした状況に対応するための先進的な事例です。
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兵庫県内でも、燃料費の高騰や人手不足が
進行しており、同様の課題に直面する
軽貨物業者も多いでしょう。
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2. サントリーの取り組みのポイント
(1) 受付のシステム化と効率化された動線
浦和美園センターでは、ショートメールでの
バース案内や自動発行される伝票により
ドライバーの動線をシンプルにしています。
この仕組みによって、一般的な配送センターと
比較して、1時間以上も早く
退場できるようになりました。
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配送業者にとって、待機時間が減ることは
大きなメリットです。待ち時間が長引くと
日々の配送計画に影響が出るばかりか
ドライバーのストレスも増大します。
私たちのような軽貨物業者でも
受付システムのデジタル化や
事前予約型の配送管理が効果的と考えられます。
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(2) バースの増設と24時間運用
浦和美園センターでは、39台のバースを確保し
24時間体制で稼働させています。
これにより、ピーク時間帯の混雑が緩和され
どのトラックがどの時間に入るかの事前計画が
可能となっています。また、仮置き場を通常の
2倍の広さにすることで、トラックが到着次第
すぐに積み込む準備が整えられています。
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私たち軽貨物配送業者も、ピーク時間の分散や
予約制による配達調整を積極的に進めるべきです。
特に、ECサイトの需要が高まる中
配送時間の分散化は欠かせません。
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(3) 自動化技術の導入
センター内では、無人エリアでの
自動フォークリフト(AGF)や
コンベアが稼働しており
翌日・翌々日の出荷準備を
効率化しています。これにより
人員負担を軽減しながら
積み込み作業が円滑に進むよう
工夫されています。
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私たちのような軽貨物配送業者でも
規模に応じたテクノロジー導入が
今後の課題となります。配送車両の
運行管理システムや、AIを活用した
ルート最適化の導入により
業務効率を上げることが期待できます。
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3. 積載効率の向上によるトラック台数削減
サントリーは、ペットボトルの形状を
見直すことで、1パレットあたりの積載量を
35ケースから45ケースに増加させました。
その結果、トラック台数を4万台から
3万6000台に削減できたといいます。
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このような積載効率の向上は
配送業者にとっても重要な示唆を与えます。
特に、複数の顧客を回る集荷・配送ルートを
効率化することは、燃料費や人件費の
削減につながります。私たちも
荷物の積載方法を見直し、効率的なルートを
設計することで、配送台数の削減を目指せます。
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4. ドライバーの働き方と物流業者の対応
サントリーの物流責任者が指摘するように
今後の物流業界では、ドライバーの働き方に
応じた柔軟な対応が必要です。荷主側も
変化に対応し、業務の効率化やドライバーの
負担軽減に取り組む必要があります。
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私たち軽貨物業者も、働きやすい職場環境の
整備が急務です。ドライバーの拘束時間を減らし
業務の効率化を進めることで
スタッフの定着率向上につなげることが重要です。
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5. 軽貨物配送業者としての今後の展望
サントリーの浦和美園センターの事例は
物流業者としてどのように効率化を
進めるべきかを示しています。今後
兵庫県内でも、物流拠点の効率化や
テクノロジー導入が進むと予想されます。
私たち軽貨物配送業者も
以下のような対応が求められます。
ピーク時間の分散配送による混雑緩和
AIルート最適化システムを用いた効率的な配達
EV車両の導入による燃料費削減と環境負荷低減
地域の配送ニーズに応えつつ、持続可能な
物流サービスを提供するためには
変化に柔軟に対応する力が不可欠です。
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6. まとめ
サントリーHDの浦和美園配送センターにおける
効率化の取り組みは、物流業界全体にとって
重要なモデルケースです。
株式会社アスファレスも、このような先進的な
事例を参考に、コスト削減とサービス品質の
向上を目指していかなければなりません。
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物流2024年問題を乗り越えるためには
新技術の導入や業務の効率化が鍵となります。
私たちは今後も、地域社会に貢献しながら
より良い配送サービスを提供できるよう
努力を続けていきます。
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