安全も効率も“見える化”の時代へ──ヤマト運輸のドラレコ刷新が示す物流現場の進化

兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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■ ヤマト運輸、全国4.6万台の
車両で安全管理をアップデート
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ヤマト運輸が10月1日から
全国約4万6000台の集配車両に搭載している
ドライブレコーダーの刷新を開始しました。
このリニューアルでは、運転中の
急ブレーキや急アクセルといった
挙動を自動検知し、音声でドライバーに
注意を促すほか、運転映像を自動的に
クラウドにアップロード。
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運転日報にも自動反映される
仕組みを導入しています。
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さらに外向きカメラでは速度標識や
一時停止標識をAIが認識し、速度超過や
一時不停止などを検知。
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内向きカメラではドライバーの表情を分析し
眠気の兆候が見られた際に自動で
映像を記録するなど、安全面の
デジタル管理が一層強化されています。
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運転結果は「一時停止遵守」「危険運転」
「運転集中度」「焦り運転」「エコ運転」
といった5つの指標でレーダーチャート表示。
過去1か月との比較も可能となり
ドライバー自身が“安全運転の見える化”
を通じて成長を実感できる設計です。
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■ ドライバーを“監視”ではなく
“支援”するテクノロジー
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今回の刷新で印象的なのは
ヤマト運輸がこのシステムを「監視」
ではなく「支援」として導入している点です。
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ドライバーは乗務後、運転日報の
レーダーチャートや映像を見ながら
自分の運転特性を振り返り、個別指導を
受けることができます。
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単なる評価ではなく
成長や改善につなげる仕組み。
これこそが、真の“安全教育DX”
といえるでしょう。
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また、管理者側もタブレットなどで
リアルタイムに運転映像を
確認できるようになり、危険挙動が
見られた場合には即座に声をかけるなど
タイムリーな安全支援が可能になります。
運転日報も電子化されるため、紙での
保管作業が不要となり、事務負担の
軽減にもつながります。
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こうした仕組みは、単に安全対策に
とどまらず、ドライバーの安心感や
働きやすさの向上にも寄与するものです。
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■ 軽貨物事業者の視点から見た
“安全DX”の意義
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私たちのように兵庫県を拠点とする
軽貨物配送事業者にとっても
このニュースは非常に示唆的です。
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軽貨物業界では近年、ドライバー個人の
裁量に依存する運転管理が多く
事故防止や安全教育の体系化が課題でした。
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ヤマト運輸のような大手が
映像・データを活用して運転行動を
客観的に可視化し、それを
教育につなげる取り組みは
私たち中小規模の事業者にとっても
参考になるものです。
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安全運転は「経験」や「気持ち」だけでなく
数値化して継続的に
改善できる時代に入りました。
今後、クラウド型の運転記録システムや
AIカメラの導入コストも
徐々に下がることで、軽貨物業界でも
導入しやすくなるでしょう。
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■ “安全”がそのまま“信頼”になる時代
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物流の世界では、「時間を守る」
だけではもはや評価されません。
安全を守り、安心して任せられることが
新しい時代の信頼基準です。
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特に軽貨物配送では、個人事業主が多く
ドライバーの運転品質がそのまま
企業の評価につながります。
だからこそ、ドライバーが自分の
運転傾向を客観的に把握できるツールは
組織としての安全意識を
高めるために欠かせません。
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ヤマト運輸が導入したような
レーダーチャート形式の評価は
ドライバー自身が「昨日より少し安全に」
「先月よりエコに」という
意識を持つきっかけになります。
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小さな改善の積み重ねが、結果的に
顧客満足度の向上へとつながるのです。
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■ “データで語れる物流”が
次のスタンダードに
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今回の刷新によって、ヤマト運輸の現場では
「安全運転のデータ」が蓄積され
地域・期間・車両ごとの分析も
可能になると見られます。
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こうしたビッグデータの蓄積は
将来的に業界全体の事故防止や
教育プログラム開発に
役立つ可能性があります。
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兵庫のような地域配送でも、今後は
データで語れる物流会社が
信頼を得る時代になるでしょう。
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「何年も事故ゼロ」だけでなく
「どのように安全を管理しているか」
「どんな教育体制を持っているか」が
取引先の評価軸になっていくと考えられます。
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私たちも地域に根差した事業者として
ドライバー教育や安全意識の向上を
仕組みで支える仕組みづくりを
進めていきたいと感じます。
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■ まとめ:
テクノロジーが“人”を守る物流へ
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ヤマト運輸のドライブレコーダー刷新は
単なる機器の入れ替えではありません。
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そこにあるのは
「人を守るためのテクノロジー活用」という
明確な姿勢です。
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AIやクラウド技術を使って
安全管理を高度化しつつも、最終的には
ドライバー本人の成長と安心につなげる
この考え方は、私たち
軽貨物業者にとっても大切な指針となります。
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安全と効率を両立する物流の時代へ。
その第一歩は、テクノロジーによる
“見える化”から始まります。
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私たちもまた、地域の物流を支える一員として
「安全=信頼=価値」という考え方を胸に
日々の配送に取り組んでいきたいと思います。
安全を守ることは、未来を運ぶこと。
ヤマト運輸の挑戦は、物流業界全体に
「次の当たり前」を示してくれています。
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