持続可能な物流は“地域と共に”。スマート化が導く新しい『コミュニティ配送』モデル
兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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2025年5月、全国新スマート物流推進協議会は
物流業界にとって画期的な提言を打ち出しました。
その内容は、ドローンや
自動配送ロボットといった先端技術と
地域住民の協力による共助を融合した
「コミュニティ配送」という
新たな配送モデルの実現に向けた提言書です。
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この構想は、過疎化や高齢化
そして物流人材不足といった深刻な
地域課題に正面から向き合いながら
地域社会と物流業者が“共に運ぶ”という
持続可能な物流の形を提案するものです。
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私たち兵庫県を拠点とする
軽貨物配送業者アスファレスとしても
この動きは「地域密着」「ラストワンマイル」
「ドライバー不足」といった自社の
実務に密接に関わる課題と重なり
非常に関心を持って見守っています。
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「コミュニティ配送」とは何か?
今回の提言で打ち出された
「コミュニティ配送」モデルは
以下のような構造を持っています。
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一定の地域内で
荷物をまず集約拠点(デポ)に集める
拠点から個々の配送先(ラストワンマイル)は
以下の手段で実施
- ドローン
- 自動運転車両
- 自動配送ロボット
- 地域住民の協力(共助)
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つまり、物流事業者は拠点までの
輸送を担当し、そこから先は
先端技術や地域の力を活用して
配送を完了させるという発想です。
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これにより、配送効率を高めながら
過疎地や交通難地域においても
「物流の途絶えない仕組み」を
確保できるようになります。
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現場の“非効率”をどう乗り越えるか
提言の背景として挙げられたのが
北海道上士幌町の事例です。
同町では、配送量のわずか2割を占める
農村部の配送に、全体の8割もの
配送時間が費やされているという
非常に非効率な状況が報告されています。
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これは私たち兵庫県内でも
郊外や山間地域への配送を行う中で
同様の課題として感じている点です。
道路状況、住所の分かりづらさ
在宅率の低さなど
ラストワンマイルにまつわる
トラブルは少なくありません。
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仮にこうした地域において
ドローンや自動配送ロボットで
荷物が届けられ、さらに
地域の方々の手を借りて確実に
配達できる仕組みが整えば
私たち軽貨物配送業者の負担は
軽減され、より多くの荷物を
効率よく扱えるようになる可能性があります。
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「共助×技術」がもたらすローカル物流の進化
今回の提言で特に注目すべきなのは
先端技術の活用だけではなく
「共助」というキーワードが
明確に盛り込まれている点です。
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たとえば:
高齢者の自宅まで荷物を届けるのは
ご近所の若者や学生ボランティア
集落内を自動配送ロボットが移動し
受取ボックスに置き配
地域の空き家や空き店舗をデポ化し
“地域内物流拠点”として再活用
こうした取り組みは、物流の効率化だけでなく
地域の活性化や新たな雇用の
創出にもつながる仕組みです。
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兵庫県内でも、地域によっては
農村部や山間地域における高齢化率が高まり
「買い物難民」や「配送難民」が
生まれつつあります。
物流が「生活インフラ」として再定義される
今こそ、民間事業者・行政・地域住民が
一体となって仕組みをつくる時代に
入ってきたのだと感じます。
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地域物流協議会の設置が鍵になる
提言書では、「コミュニティ配送」を
各地に展開するために
「地域物流協議会」の設置を提案しています。
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この協議会では
以下のような関係者が集まり
計画を立てていくとされています:
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地域住民
自治体
物流事業者
テクノロジー提供企業]
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兵庫県でも、都市部と郊外
離島部など配送ニーズが多様化する中
一社単独では対応できない課題も増えています。
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私たちアスファレスも
「地域の物流を地域全体で守る」考え方には
強く共感しています。
こうした枠組みに参画し、実際の課題や
成功事例を共有しながら、現場に即した
施策づくりを推進していくことが
求められると感じています。
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まとめ:
物流の“最前線”は、地域とともにある
今回の提言が示す「コミュニティ配送」は
決して過疎地だけの話ではありません。
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人口密集地域でも、高齢化や
働き手不足により、従来の物流モデルが
揺らぎつつある今、誰もが
“物流インフラの当事者”として
動き出す必要があります。
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私たち軽貨物配送業者は
これまで現場の最前線で
荷物と地域をつないできました。
これからは、テクノロジーや地域の力と
連携しながら、“支える物流”から
“共につくる物流”へ進化するタイミングです。
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物流の未来は、地域の中にある――。
そして、その未来を支えるのは
私たち一人ひとりの“つながり”と
“アイデア”です。
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