ロジスティクスにおける商流と物流 -軽貨物配送業者の視点から
兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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ロジスティクス(Logistics)という言葉は
物の移動に携わる私たち軽貨物配送業者にとっては
日々の業務の中で直接的に関わる重要な概念です。
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ロジスティクスは「商流(商取引流通)」と
「物流(物的流通)」で構成され
これらが互いに補完し合いながら機能します。
本記事では、軽貨物配送業者の視点から
商流と物流の違い、それぞれの役割や
特徴について詳しく見ていきたいと思います。
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ロジスティクスの基本概念 - 5Rと7Rの目標
ロジスティクスの目標は、「必要な商品を適切な時間
場所、価格、品質、量で提供すること」にあります。
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この5つの要素をまとめて「5R」と呼びますが
時には商品や顧客の印象を含めて「7R」
とされることもあります。物流業界全体が
この目標を達成するために
効率的かつ効果的なシステムを構築しています。
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私たち軽貨物配送業者もこの5Rや7Rを
意識しながら、効率よく商品を配送することが
求められています。商品の届け先、時間厳守
配送コスト、そして品質を保った配送という
全体像を理解することで、私たちの
役割をより深く理解することができます。
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商流の役割 - 本源的需要と拡大原理
ロジスティクスにおいて
商流(商取引流通)は、商品やサービスの
取引を行うプロセスです。発注から受注までが
商流に含まれ、商品の所有権が移動する過程で
金銭的な対価も移動します。
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商流は、ビジネスの根幹を成す
「本源的需要」と言われています。
なぜなら、商品やサービスの注文がなければ
物流(物の移動)は発生しないからです。
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また、商流は「より遠く、より多く、より高く」
といった拡大原理に基づいています。
つまり、ビジネスを拡大するために
企業はより多くの商品をより広い市場に届け
利益を追求するという考え方です。
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この商流が発生することで
私たち軽貨物配送業者に
商品を運ぶ仕事が生まれるのです。
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商流が拡大すれば
それに伴って物流業務も増えます。
例えば、新しいエリアでの
ビジネス展開が始まれば
その地域への配送業務が発生します。
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私たちは商流の拡大をサポートし
ビジネス成長に寄与する
重要な役割を果たしています。
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物流の役割 - 派生需要と縮小原理
物流(物的流通)は、商品を受注者から
発注者に届けるためのプロセスです。
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輸送や保管、流通加工、包装、荷役
情報管理などが含まれ、商流に基づいて
発生する派生需要として捉えられます。
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商流が生まれた結果、物流が必要となるため
物流は商流の結果としての役割を果たしています。
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物流における基本的な考え方は、縮小原理です。
「より近く、より安く、より少なく」配送し
効率化を図ることでコストを抑え
サービスの質を向上させることを目指します。
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私たち軽貨物配送業者は、この縮小原理に基づいて
配送ルートの最適化や
効率的な積載方法の工夫を行い
コスト削減と顧客満足度の向上を追求しています。
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例えば、配送ルートを最短距離で計画し
複数の荷物をまとめて一度に運ぶことで
燃料コストや時間を節約することができます。
また、軽貨物車のコンパクトさを活かし
細かな配送ニーズにも柔軟に対応できる点は
物流の縮小原理を実践する一例です。
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商流と物流のジレンマ
- 拡大と縮小のバランス
ここで重要なのは
商流が拡大原理に基づいている一方で
物流は縮小原理に基づいているという点です。
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この2つの原理が相反するため
しばしばジレンマが生じます。
荷主企業は、商流を拡大し利益を増やすために
より多くの商品を遠くまで届けたいと考えます。
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しかし、その結果、物流の負担が増し
コストが上昇するという課題に直面します。
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一方で、私たち物流業者は
できるだけ効率的に業務を行い
コストを削減したいと考えています。
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しかし、受注が増えなければ事業の成長が止まり
売り上げも増えません。このように
物流業者は縮小原理を追求しつつも
ビジネスの成長を図るために拡大を望む
という相反する目標を抱えているのです。
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軽貨物配送業者としての課題と展望
私たち軽貨物配送業者も、このジレンマに
直面することがあります。例えば
大量の注文が入る繁忙期には
配送量が増える一方で、効率的に
業務をこなさなければなりません。
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また、配送先が遠方であれば
コストや時間が増加し
縮小原理を実現することが難しくなります。
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しかし、このジレンマを克服するためには
テクノロジーの活用や効率的な
配送システムの導入が鍵となります。
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GPSやAIを駆使した配送ルートの最適化
またはリアルタイムでの
荷物追跡システムの導入は
コスト削減と効率化を同時に実現する手段です。
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まとめ - 商流と物流の連携でビジネスを強化
商流と物流は、それぞれ異なる役割と
原理を持ちながらも、ロジスティクス全体を
支える不可欠な要素です。
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私たち軽貨物配送業者は
物流の縮小原理を実践しながら
商流の拡大をサポートし、効率的かつ
効果的に商品を届ける役割を果たしています。
この連携をより強固にし
顧客満足度を高めるためには
技術の進化や業務の効率化に
取り組むことが必要です。
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商流と物流のバランスを理解し
日々の業務に活かしていくことで
私たちのビジネスはさらに成長していくでしょう。
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