液化CO₂輸送で世界に挑む川崎汽船──環境対応が地域物流に示す未来像

兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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■ 川崎汽船が英国子会社で
液化CO₂プロジェクトに参画
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川崎汽船は9月8日、ロンドンを
拠点とする子会社“K”
LINE ENERGY SHIPPING (UK)(KLES)が
ノルウェー大陸棚における
「Havstjerne CCSプロジェクト」の
共同開発に合意し、Havstjerne ANS社
(HANS社)と覚書を締結したと発表しました。
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このプロジェクトは、浮体式液化CO₂貯蔵
圧入ユニット(FSIU)や液化CO₂輸送船を
活用し、CO₂の回収・輸送・貯留までを
一貫して行うバリューチェーンを
構築するものです。
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HANS社は、Harbour Energy Norge
AS社とStella Maris CCS AS社が
共同出資して設立された会社で
Harbour Energy社は欧州で
複数のCCS(CO₂回収・貯留)
プロジェクトを積極的に推進しています。
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ノルウェーEgersund沖合約100kmに
位置する貯留地「Havstjerne」には
Harbour Energy社が60%
Stella Maris CCS AS社が
40%の権益を保有。KLESと
HANS社は、液化CO₂輸送、圧入
地下貯留に関するそれぞれの知見を生かし
排出事業者に安定的かつコスト効率の
高い液化CO₂輸送・貯留サービスを
提供することを目指しています。
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川崎汽船グループは
「“K” LINE環境ビジョン2050」に基づき
自社および社会全体の低・脱炭素化支援に
取り組んでおり、CCS分野では世界初の
本格的なCCSプロジェクトに従事する
液化CO₂輸送船2隻の
管理実績も持っています。
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■ 兵庫県の軽貨物配送業者から見た
国際プロジェクトの意義
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私たち兵庫県を拠点にする
軽貨物配送業者から見ると、こうした
世界的な環境対応プロジェクトは
一見遠い存在のように感じられます。
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しかし、川崎汽船が挑戦している
CCSバリューチェーンの構築は
将来的に国内物流や地域配送にも
影響を与える可能性を秘めています。
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例えば、CO₂削減や環境負荷低減は
私たちのような
ラストワンマイル配送業者にとっても
重要な課題です。
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大手海運会社が
CO₂輸送・貯留のインフラを
整備していくことで、国内物流全体が
環境対応型にシフトし
軽貨物配送分野でもEV車両導入や
再生可能エネルギー活用といった
取り組みがさらに進む土台が築かれるでしょう。
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■ 川崎汽船の挑戦から学べる3つの視点
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環境ビジョンに基づく長期戦略
川崎汽船が掲げる
「“K” LINE環境ビジョン2050」のように
長期的な環境目標を明確に設定し
戦略的に事業展開している点は
軽貨物業者にとっても参考になります。
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地域配送でもCO₂削減の目標を持ち
小さな行動から実践することが重要です。
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異業種・海外との連携
HANS社やHarbour Energy社との連携は
異なる専門分野や地域を結ぶ協業モデルです。
私たちも地域内で異業種と連携し
共同配送やシェアリングなど
新しいネットワークを築くことで
持続可能な物流を実現できます。
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バリューチェーン全体の最適化
CO₂の回収から輸送、貯留まで一貫した
バリューチェーンを構築する姿勢は
軽貨物配送業者にとっても示唆的です。
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荷主から最終消費者まで一貫した
配送品質を保つため、情報共有や
システム連携を強化する必要があります。
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■ 地域物流が目指すべき“未来像”
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川崎汽船が挑戦する
液化CO₂輸送プロジェクトは
脱炭素社会に向けた世界規模の
インフラづくりです。これは単なる
海運事業の強化ではなく、環境負荷を
減らしながら経済活動を持続可能に
する新しい物流の形を示しています。
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兵庫県内の軽貨物配送でも
EV化や再配達削減、共同配送など
環境と効率性を両立する取り組みが
求められています。こうした大規模な
動きに刺激を受け、地域レベルでの
小さな改善を積み重ねていくことが
将来の競争力につながるでしょう。
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■ まとめ:
世界の挑戦を地域の成長エンジンに
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川崎汽船の英国子会社による液化CO₂貯蔵
輸送プロジェクトへの参画は
世界規模の環境課題に立ち向かう
大きな一歩です。同時に、私たち地域の
物流業者にとっても
「持続可能な輸送とは何か」を
考えるきっかけになります。
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幹線輸送や海運での脱炭素化が進めば
ラストワンマイル配送にも
その流れが波及し、より環境に優しく
効率的な配送体制の構築が可能になります。
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代表取締役 荒川祐太
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