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JPIC/利用実態に合わせSIP「物流情報標準ガイドライン」改訂

兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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〜物流現場のリアルに対応
軽貨物業者にも追い風〜
兵庫県を拠点に
軽貨物配送業を営む私たちにとって
日々の業務効率はまさに「命綱」です。
そんな中
フィジカルインターネットセンター
(JPIC)がこのたび発表した
「物流情報標準ガイドライン Ver.3.00」の
改訂は、私たち軽貨物配送業者にとっても
非常にポジティブなニュースだと感じています。
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このガイドラインは
内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム
(SIP)の一環として2021年に
策定されたもの。今回の改訂では
実際の現場での利用実態に即した形で
より現場目線に近い仕様へと
進化を遂げています。
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■今回の改訂の背景とポイント
ガイドラインが最初に制定されてから3年。
運送現場ではデジタル化が進む一方
「現場のリアル」とガイドラインの間に
ズレがあるとの声も多くありました。
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その声に応えるべく
JPICでは2023年9月から10月にかけて
幅広く意見を募集。その結果を踏まえて
有識者の検討委員会によって内容を精査し
「Ver.3.00」として改訂されたのです。
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改訂の主なポイントは次の通りです。
① 標準貨物自動車運送約款の改正への対応
2024年3月に改正される
標準貨物自動車運送約款では
運送申込書・引受書に
記載すべき項目が見直されます。
これに対応し、その項目を電子的に
メッセージで送受信できるようになった点は
現場の煩雑な書面作業を削減し
業務効率の大幅な向上が期待されます。
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軽貨物業者にとっても
これまでFAXや手書きで
対応していた書類管理が
デジタルメッセージ化によって
省力化できるのは大きな魅力です。
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② 標準的運賃への対応
国が告示した新しい「トラックの標準的運賃」
(2024年3月)にも対応。
運賃の請求や支払い時に
新しい運賃体系に沿った項目を
デジタルで送ることが可能になりました。
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これは、価格交渉の際にも
透明性を高める要素となり
適正運賃の収受に一歩近づいたとも言えます。
軽貨物業界でも「運賃の見える化」が進めば
長時間労働や、割に合わない仕事の
削減にもつながるはずです。
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③ CO2排出量の報告に対応
そして注目したいのが、運送完了後に
CO2排出量を荷主に報告できる仕組みが
追加されたことです。
近年
サステナビリティへの意識が高まる中
「環境にやさしい運送」を求める声が
強くなっています。
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軽貨物配送は、小ロット・短距離配送に
強みを持っている分、CO2排出量も
比較的低いのが特徴。
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こうしたデータを数値として
可視化できることは
軽貨物事業者にとっても
PRのチャンスとなるでしょう。
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■軽貨物配送における「情報の標準化」の意味
私たちのような小規模事業者にとって
「情報の標準化」は、これまで
あまり関係ないと感じていた方も
いるかもしれません。
しかし今後、業界全体がDX化に向かう中で
「誰でも使える共通フォーマット」は
大きな武器になります。
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異なる配送先・発注元からの
情報を統一フォーマットで受け取れる
見積もり・請求・完了報告などを
スムーズにやりとりできる
「運賃交渉」や「環境対応」などで
情報の裏付けを出せる
こういった恩恵を受けるには
「情報標準化」に自社の業務を
どうリンクさせていくかがカギです。
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■これからの配送業界を考える
このガイドライン改訂は
単なるルールの更新にとどまりません。
物流全体のDX推進、業務効率化
環境対応、そしてドライバーの
働き方改革に直結する
大きな一歩なのです。
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軽貨物業者としても、こうした
「業界全体の流れ」にしっかりと目を向け
使える部分を少しずつ
取り入れていく姿勢が重要です。
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アプリやクラウドツールを活用した伝票
報告書の作成
請求や運賃交渉における
デジタルデータの活用
CO2排出量など環境指標の
「見える化」へのチャレンジ
こうした取り組みを始めることで
小さな事業者でも持続可能な物流の
担い手になれると確信しています。
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■まとめ
今回の
「物流情報標準ガイドライン Ver.3.00」の改訂は
物流の現場と現実に寄り添った前向きな変化です。
私たち軽貨物配送業者にとっても
業務効率の向上や信頼性アップに
つながる可能性が高い内容ばかり。
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「デジタルって難しそう」と
感じるかもしれませんが
まずは使えるところから
取り入れてみることがスタートです。
兵庫県から、全国の物流を支える一員として
これからも前向きに取り組んでいきます。
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今後も、物流業界の動向をチェックしながら
地域に根ざした「軽貨物のプロ」として
進化を続けていきたいと思います。
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〒651-0094
神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401

株式会社アスファレス

代表取締役 荒川祐太

tel 090-4692-8760

fax 06-6485-5786

mail asfares.del.0812@gmail.com

HP https://asfares.com
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