外箱の役割とは?軽貨物配送業社から見た課題と解決策
神戸で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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物流業界において、製品を輸送する際に
使用される「外箱」は、主に製品を
衝撃や汚れから守るために存在します。
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しかし、その外箱が少しでも汚れたり
濡れたりした場合に、荷主から
「一式買取」を求められるケースが
増えている現状があります。
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このような要求に対して
軽貨物配送業者として
どのように対応し
どのような対策を取るべきかを考察します。
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外箱は中身を守るためのものであるべき
ある大阪・泉州地域の運送会社の事例では
梅雨の時期に荷下ろしを行った際
車両に付いた水滴が外箱にかかり
少し濡れてしまったことから
荷主から「製品として出せない」として
買取を強要される事態が発生しました。
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内箱や中身の製品自体は
無傷であったにもかかわらず
外箱が少し濡れただけで
買取要求がされることに
同社長は疑問を感じています。
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外箱は本来、中身の製品を
保護するためのものであり
外箱が少しでも汚れたり
損傷したりした場合に「買取」を
求められることは
運送業者にとって大きな負担です。
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特に、梅雨や悪天候の中での配送では
完璧な状態で外箱を維持することは
難しいことが多いのです。
それにもかかわらず
こうした状況で買取を強要されることで
運送業者のコストが増加し、効率が悪化します。
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「一式買取」の問題点
最近では、荷主企業が運送会社の
荷物保険を知っているためか
「一式買取」という手段を取ることが
一般的になってきています。
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これは、製品全体を
買い取らせるという形式で
運送会社側が負担を負わされるケースです。
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ただし、ここでの問題は
外箱が多少損傷しただけで
買取を強要されることで
実際の損害と保険請求の間に
不均衡が生じることです。
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運送会社側としては、外箱を
さらに包装するための追加コストや
時間が必要になる可能性があり
それが非効率を生む要因となっています。
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こうした状況を改善するためには
荷主とのコミュニケーションや
契約内容の見直しが必要です。
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通販業界とのギャップ
また、別の問題として指摘されるのは
通販業界における外箱の扱いとの
ギャップです。多くの消費者が
経験しているように、通販で届く荷物は
外箱がボコボコに凹んでいたり
汚れていたりすることが少なくありません。
それにもかかわらず、中身の製品が
無事であれば返品や
交換を求められることはほとんどありません。
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しかし、企業間の取引においては
外箱のわずかな損傷や汚れが
問題視されることが多いのです。
この差は一体何なのか?
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配送業者としては、荷主企業に対しても
もう少し柔軟で寛容な対応を
求める声が上がっています。
特に、外箱に関しては、その目的を理解し
中身が無事であれば過度な要求を
避けるようにすることが求められます。
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軽貨物配送業者としての対応策
このような問題に対処するために
軽貨物配送業者としては
いくつかの対応策を検討する必要があります。
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事前の契約条件の明確化:
荷主との契約時に、外箱に関する
取り決めを明確にし、多少の汚れや
損傷については許容範囲を定めることが重要です。
これにより、買取のリスクを軽減できます。
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追加保護材の使用: 外箱が損傷しやすい状況
例えば悪天候時や特に脆弱な外箱の場合は
追加の梱包材を使用することでリスクを
最小限に抑えることができます。
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ただし、これには追加コストが発生するため
荷主とのコスト分担についても
事前に話し合う必要があります。
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荷物の写真撮影による証拠保全:
配送時に荷物の状態を記録するために
荷物の写真を撮影し、証拠として
保管しておくことも有効です。
これにより、荷主とのトラブル発生時に
外箱の状態を明確に伝えることができます。
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荷主とのコミュニケーションの強化:
荷主に対して、外箱の役割や配送時の状況を
理解してもらうための説明を行うことも重要です。
特に、悪天候や配送環境の影響について
事前に共有し、過度な要求を防ぐための
共通認識を持つことが大切です。
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まとめ
軽貨物配送業者にとって
外箱に関する荷主からの買取要求は
業務効率やコストに直接影響を及ぼす
大きな課題です。
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外箱は中身を保護するためのものであり
多少の汚れや損傷が発生した場合でも
その目的が果たされていれば
過度な要求を避けるべきです。
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運送業者としては、荷主との契約条件を明確にし
追加の梱包材を使用するなどの対策を講じつつ
荷主とのコミュニケーションを強化することで
この問題を乗り越えていくことが
求められています。
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