ヤマトHDの新会社「SST」設立:軽貨物配送業者にとってのチャンスと課題
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どうも。株式会社アスファレス荒川です。
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ヤマトホールディングスが設立した新会社
Sustainable Shared Transport(SST)は
共同輸配送のオープンプラットフォームを
提供することで、物流業界に革新を
もたらそうとしています。
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2024年度に事業開始を予定している
このプラットフォームは、荷主企業と
物流事業者をつなぎ、需要と供給を効率的に
マッチングさせるものです。
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今回は、軽貨物配送業者の視点から
この新たな物流プラットフォームが
もたらすチャンスと課題について考察します。
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SSTの概要と目的
SSTは、荷主企業が持つ出荷計画や
荷物量といった情報を物流事業者の運行計画と
マッチングさせることで、効率的な輸配送を
実現するプラットフォームです。
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このシステムは、富士通と共同で開発され
内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム
(SIP)にも参画しています。
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地域の複数の物流網を集約することで
積載率や稼働率を向上させ、持続可能な
物流を構築することを目的としています。
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具体的には、「標準パレットの使用」や
「定時運行」、さらに
「セミトレーラやダブル連結トラック」
といった高積載車両の活用により
効率的かつ安定した運行が可能になります。
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また、環境負荷の軽減やドライバーの
労働環境改善も視野に入れており
2025年度末までに温室効果ガス排出量を
42.2%削減、省人化率を65.1%に
高めることを目指しています。
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軽貨物配送業者にとってのチャンス
新たな業務機会の創出
SSTが提供するオープンプラットフォームは
ヤマトグループに限らず、幅広い
物流事業者が利用できるものです。
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軽貨物配送業者もこのプラットフォームに
リソース情報を登録することで
新たな配送業務のチャンスを得ることができます。
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特に、都市間の幹線輸送は大型トラックが
主力となる一方でラストワンマイルや
地域内の配送には軽貨物配送業者の
需要が高まる可能性があります。
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首都圏や都市部での細かい配送ニーズに
応えるためには、機動力に優れた
軽貨物業者の存在が不可欠です。
SSTのシステムに参加することで
より多くの仕事を獲得しやすくなり
稼働率向上にもつながるでしょう。
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効率化によるコスト削減
SSTが目指すのは、輸配送の効率化と
コスト削減です。軽貨物配送業者も
このプラットフォームを利用することで
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荷主企業と効率的にマッチングし
ムダな空車走行を減らすことが期待されます。
例えば、出荷計画に基づいたルートの最適化や
他の事業者と共同で配送を行うことで
ガソリン代や人件費の削減が可能になります。
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また、標準化されたパレットや
高積載車両の導入により、荷物の
積み下ろしがスムーズになるため
業務全体の効率が向上します。
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特に、軽貨物業者にとって時間やリソースの
有効活用は重要な課題であり
SSTのシステムを利用することで
運送業務全体の効率化が図れるでしょう。
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持続可能な物流への貢献
環境問題がますます重要視される中で
SSTは温室効果ガスの削減や持続可能な
物流システムの構築を目指しています。
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軽貨物配送業者も、この流れに乗ることで
環境に配慮したサービスを
提供することができ、企業や消費者からの
信頼を得るチャンスが広がります。
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例えば、エコカーや電動車両を
導入することによって、温室効果ガス削減に
貢献し、SSTの掲げる持続可能な物流の
一環として重要な役割を果たすことができます。
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このような取り組みは
将来的な事業拡大や新たな取引先の
獲得にもつながるでしょう。
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軽貨物配送業者にとっての課題
競争の激化
SSTは、ヤマトグループに限らず多くの
物流事業者が参加できる
オープンプラットフォームです。
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このため、参加者が増えることで
競争が激化する可能性があります。
特に、料金面での競争やサービス品質の
差別化が求められるため、軽貨物配送業者は
他社と差別化できるポイントを
明確にする必要があります。
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たとえば、迅速な対応力や柔軟なサービス提供
あるいはエコ配送といった付加価値を
持つサービスを提供することが重要となります。
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また、顧客とのコミュニケーションや
信頼関係を築くことも、競争を
勝ち抜くためには欠かせません。
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新しいシステムへの対応
SSTのプラットフォームは
富士通と共同で開発されており
デジタル技術が駆使されています。
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そのため、軽貨物配送業者も
この新しいデジタルシステムに対応する
必要があります。システムの使用には
デジタルリテラシーや適切な
ITインフラが求められるため
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従来のやり方に慣れている業者にとっては
負担となる可能性があります。
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この課題に対応するためには
従業員の教育やシステム導入のための
コストを事前に見積もり
準備を進めることが重要です。
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新しい技術を積極的に取り入れることで
業務効率化や競争力の向上が図れます。
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まとめ
ヤマトHDが設立した新会社「SST」は
物流業界における共同輸配送を革新する
取り組みであり
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軽貨物配送業者にとっても
大きなチャンスを提供しています。
効率化や環境配慮を掲げるこの新しい
プラットフォームに参加することで
業務機会の拡大やコスト削減
持続可能な物流への貢献が期待されます。
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一方で、競争の激化や新しいシステムへの
対応といった課題も存在しますが
これらの課題を克服することで
軽貨物配送業者としての競争力を高め
将来的な成長を実現することができるでしょう。
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