ヤマト運輸の「再エネ100%営業所」に学ぶ、地域密着型物流の未来~兵庫県の軽貨物配送業者の視点から~
兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス荒川です。
.
.
2024年10月16日、ヤマト運輸は
川崎市および川崎未来エナジーと連携し
川崎市内の「高津千年営業所」で
再生可能エネルギー100%使用の
営業所運営を開始しました。
市民から排出される廃棄物の焼却で
生まれた電力を活用し、地産地消型の
エネルギー活用を実現した点が
注目されています。
.
.
このような取り組みは、私たち兵庫県の
軽貨物配送業者にとっても脱炭素や
地域連携の新しいビジネスモデルの
ヒントになります。以下ではその詳細と
私たちが今後取るべき対応について考察します。
.
.
1. 「再エネ100%営業所」の取り組み概要
ヤマト運輸の高津千年営業所では
以下の要素を活用して完全脱炭素型の
運営を実現しています。
.
.
再生可能エネルギーの地産地消
川崎未来エナジーが供給する電力は
川崎市民の家庭ゴミを焼却する過程で
生み出されたもので、地域資源を
活用した電力供給が特徴です。
.
.
屋根設置の太陽光発電と蓄電池の併用
営業所内の消費電力をカバーするため
太陽光発電設備と蓄電池も活用し
地域の再エネ電力と組み合わせて
運営を支えます。
.
.
25台のEV車両での集配
配送用車両も全てEV化し
これらの充電も営業所内で
発電された再エネ電力を使用します。
.
.
エネルギーマネジメントシステム(EMS)の導入
太陽光発電量、蓄電池の使用状況
電力消費量をリアルタイムで管理
調整するシステムを独自に構築し
効率的な電力管理とコスト削減を実現しています。
.
.
2. 地域の再エネ活用がもたらすメリット
ヤマト運輸のような大手が進める地域連携型の
エネルギー活用は、今後地域密着型の
軽貨物配送業者にとっても重要な
参考事例となります。以下のような
メリットが期待できます。
.
.
(1) 地域資源の有効活用とコスト削減
地域内の再生可能エネルギーを積極的に
利用することで、外部からのエネルギー依存を
減らし、安定したエネルギー供給と
コスト削減を両立できます。
.
.
(2) 脱炭素社会への貢献と企業価値の向上
脱炭素の取り組みは、行政や顧客からの
信頼を高め、地域社会との
連携強化にもつながります。
私たち軽貨物配送業者も、地域の
脱炭素プロジェクトに参加することで
社会的責任を果たすことができるでしょう。
.
.
3. 兵庫県の軽貨物配送業者にとっての学びと対応
川崎市でのこのような取り組みは
兵庫県内でも応用可能なモデルです。
以下のような対応を取ることで
私たちも持続可能な物流へ
一歩踏み出すことができます。
.
.
(1) 地域資源を活用した再エネ導入の検討
例えば、兵庫県内の廃棄物処理施設や
太陽光発電所からの電力を活用することで
営業所や車両充電への再エネ導入が可能です。
地域のエネルギー事業者との連携を
模索することが鍵になります。
.
.
(2) EV車両の導入による
カーボンフリー配送の推進
ヤマト運輸のようにEV車両を導入することで
配送時のCO2排出を削減できます。
特に、都市部や観光エリアの配送で
EVを使うことで、環境意識の高い
顧客との取引も増やせるでしょう。
.
.
(3) エネルギーマネジメントの導入と効率化
電力消費を最適化するため
エネルギーマネジメントシステム(EMS)の
導入も検討すべきです。
複数の拠点で発電・蓄電設備を導入し
配送センターの電力を効率的に
管理することで、運営コストを削減できます。
.
.
4. 今後の展望と持続可能な物流の未来
今回のヤマト運輸の取り組みは
単なる営業所運営の改善にとどまらず
地域の脱炭素社会実現に向けた重要な一歩です。
こうした動きは、大手物流業者だけでなく
地域の小規模配送業者にも多くの示唆を与えます。
.
.
特に、今後の物流業界では、環境への配慮が
企業競争力の重要な要素となるでしょう。
私たち軽貨物配送業者も、地域社会と
協力しながら、再エネ導入やEV車両の活用を進め
持続可能な配送モデルを確立する必要があります。
.
.
5. まとめ ~地域とともに歩む配送業の未来~
ヤマト運輸の「再エネ100%営業所」は
地域資源を活用した持続可能な物流の
未来像を示しています。私たち兵庫県の
軽貨物配送業者も、こうした取り組みを
参考にしながら、地域社会との連携を深め
環境に優しい物流を実現していくことが重要です。
.
.
今後、地域での再生可能エネルギーの活用や
EV車両の普及が進む中で株式会社アスファレスも
脱炭素社会の一翼を担う存在となれるよう
積極的に新たな技術やサービスを
導入していきましょう。これこそが
変化する市場で生き残り、成長を続けるための
鍵となると確信しております。
.
.
——————————–——————————–
〒651-0094
神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401
株式会社アスファレス
代表取締役 荒川祐太
tel 090-4692-8760
fax 06-6485-5786
mail asfares.del.0812@gmail.com
HP https://asfares.com
——————————–——————————–
株式会社アスファレス
〒651-0094
兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5丁目-2-2三信ビル401
TEL:090-4692-8760 FAX:050-3458-0098