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軽乗用車を使った貨物運送が解禁:アスファレスの展望

兵庫で配送するならアスファレス!
どうも。株式会社アスファレス代表の荒川です。
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2024年中旬、国土交通省は軽乗用車による貨物運送を正式に解禁しました。
これまで、軽貨物配送業を営むには軽トラックが主に使用されてきましたが
今回の規制緩和により、軽乗用車を使用した貨物運送が可能となりました。
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この新たな措置は、労働力不足に対応し、ラストワンマイル配送の担い手を確保するための大きな一歩です。
しかし、この変化には期待と懸念の両面があります。今回は、この規制緩和の背景やメリット
そして今後予想される影響について詳しく解説するブログになっております。
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軽乗用車による貨物運送の解禁とは?
軽貨物配送において、これまでは軽トラックの使用が基本でしたが、今回の規制緩和により
軽乗用車も事業用として使用できるようになりました。これにより、後部座席を取り外す
「構造変更」を行わなくても、軽乗用車で貨物運送が可能になります。
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具体的には、後部座席を前方に倒すことで、フラットな荷室を確保し
段ボール箱などを積載できる仕様が認められました。
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軽乗用車を使用する場合でも、黒ナンバーの取得が必要であり、運輸支局への経営届出が義務付けられています。
これは、誰でも簡単に配送業務を開始できるわけではなく、適切な手続きを踏んだ上で事業を行う必要があることを意味します。
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規制緩和の背景と期待される効果
この規制緩和の背景には、急増するラストワンマイル配送の需要があります。
インターネットショッピングの拡大に伴い、配送ニーズは増え続けており
特に消費者に商品を届ける最終区間であるラストワンマイルの重要性が増しています。
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しかし、配送業界では慢性的なドライバー不足が問題となっており、新たな担い手を確保することが急務となっています。
今回の軽乗用車解禁は、特にフードデリバリー業界からも強く支持されています。
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従来、フードデリバリーは自転車やバイクが主流でしたが、天候や地理的条件により
配達が難しくなる場面が多くありました。軽乗用車を使用することで
悪天候時や長距離配送にも対応できるようになり、サービスの提供範囲が広がると期待されています。
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フードデリバリー業界では、今回の規制緩和により、多くの軽乗用車が新たに配送業務に参入し
配達エリアの拡大と業務効率の向上が見込まれています。
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解禁による懸念と課題
一方で、今回の規制緩和には懸念も存在します。軽乗用車の解禁により
配送業への個人事業主の参入が容易になることで、供給過多による運賃の下落が懸念されています。
特に、フリーランスや副業として軽貨物配送に取り組む人が急増することで、市場の競争が激化し、運賃が下がる可能性があります。
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また、軽乗用車の最大積載量は軽トラックに比べて大幅に少なく、165kgまでに制限されています。
このため、軽乗用車での配送は小規模かつ軽量な荷物に限られる可能性が高く,全体の配送効率が向上するかどうかは未知数です。
特に、大量の荷物を一度に運ぶ必要がある場面では軽トラックの方が依然として有利です。
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まとめ:軽乗用車による貨物運送の解禁がもたらす未来
軽乗用車を使用した貨物運送の解禁は、配送業界にとって大きな転機となるでしょう。
新たな担い手の確保やフードデリバリー業界の効率化に寄与する一方で
運賃の低下や市場の競争激化といった課題も浮き彫りになっています。
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今後、軽貨物配送業界がどのように進化していくのか、その成り行きを見守るとともに
業界全体で持続可能なビジネスモデルを構築していくことが求められます。新たな規制緩和の下で
どのように競争力を維持し、成長を遂げるのか、弊社にとっては重要な戦略が問われることになるでしょう。
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〒651-0094
神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401

株式会社アスファレス

代表取締役 荒川祐太

tel 090-4692-8760

fax 06-6485-5786

mail asfares.del.0812@gmail.com

HP https://asfares.com
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