欠員時の配送ルートを自動で再編成|日立×ケーエスケーの医薬品配送DXが示す「急な穴」への備え方

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、日立製作所と医薬品卸のケーエスケーが、医薬品配送業務のDXに向けた実証を完了し、11月から順次稼働を開始するというニュースについてお伝えします。注目したいのは、配送担当者に急な欠員が出た際、残りのドライバーのルートを自動で再編成する「ポイントダイナミック機能」です。代行工数を60%削減したというこの仕組みは、人手不足に悩む配送現場にとって大きなヒントになります。
結論からお伝えすると、配送現場で最も困る「急な欠員」に対し、ルートの自動再編成で代行工数を60%削減。デジタルの力で「穴を埋める仕組み」をつくる時代が来ています。
実証の概要と成果
日立製作所と医薬品卸のケーエスケーは、医薬品配送業務のDXに向けたPoC(概念実証)を9月末に完了したと発表しました。この成果を受け、11月からケーエスケーの各支店で順次稼働を開始します。
両社はこれまで、日立の物流ソリューション「Hitachi Digital Solution for Logistics(HDSL)」を導入し、検品や受領作業のデジタル化、配送・作業実績データの一元管理を通じた基盤づくりに取り組んできました。今回の実証はその延長線上にある、実践的な取り組みです。
「ポイントダイナミック機能」の仕組み
「急な欠員」は配送現場の最大の課題
配送の現場で最も困るのが、当日朝の突然の欠員です。誰かが休めば、その人が担当するルートの届け先すべてに影響が出ます。従来は営業担当者が代わりに走るなど、属人的な対応でしのいできたのが実情でした。今回の仕組みは、その「穴埋め」をシステムが自動で行うという点に大きな意義があります。
「属人的な穴埋め」からの脱却
欠員時の対応を個人の頑張りに頼るのではなく、配送先の位置や納品条件をもとにシステムが最適なルートを再編成する。この発想は、医薬品配送に限らず、あらゆる配送現場に通じる考え方です。
将来は「自律型サプライチェーン」へ
両社は今後、配送領域の受注・リソース情報と倉庫内の作業・設備情報との連携を進めていく考えです。さらにフィジカルAIの活用も視野に入れ、物流センターから支店、配送、届け先までの情報と業務をつなぎ、状況変化に柔軟に対応する自律型サプライチェーンへの進化を目指しています。
軽貨物の現場にとっての意味
医薬品配送と軽貨物では扱う荷物は異なりますが、「急な欠員への対応」という課題は共通です。特に少人数で回す軽貨物の現場では、一人の欠員が全体に与える影響はより大きくなります。ルートの自動再編成という仕組みは、私たちの世界でも学ぶべきところが多いと感じます。
「仕組みで支える」という発想を現場にも
人が足りないとき、残ったメンバーの気合いだけで乗り切るのではなく、データとシステムで最適な配分を導く。こうした考え方は規模の大小を問わず、これからの配送現場に欠かせないものになっていくはずです。
まとめ|「急な欠員」をデジタルの力で乗り越える配送DX
- 日立とケーエスケーが医薬品配送DXの実証を完了し、11月から各支店で順次稼働開始
- 欠員時に配送ルートを自動再編成する「ポイントダイナミック機能」で代行工数を60%削減
- 将来はフィジカルAIも活用し、状況変化に柔軟に対応する自律型サプライチェーンを目指す
- 少人数で回す軽貨物の現場こそ、仕組みで欠員に備える発想が重要になる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、日々の配送を確実に届け続けることを使命としています。急な状況変化にも対応できる体制づくりを進めながら、地域のラストワンマイルを支えてまいります。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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