航空便×新聞配送網で鹿児島から首都圏へ当日配送|ANA Cargoほか5者の連携が示す「空きスペース」活用の物流モデル

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、鹿児島県・ANA Cargo・エニキャリ・朝日新聞社・オービジョンの5者が、国土交通省の「地域の事業者間連携を通じた物流生産性向上推進事業」に2年連続で採択されたというニュースについてお伝えします。航空便の空きスペースと新聞配送網を組み合わせ、鹿児島から首都圏への当日配送を実現しようという取り組みです。異なる業種のリソースをシェアリングして物流を変える、注目のモデルです。
結論からお伝えすると、航空便の空きスペースと新聞社の地域配送網という「すでにあるリソース」を掛け合わせることで、遠距離の当日配送と環境負荷の低減を両立する持続可能な物流モデルが動き出しています。
取り組みの概要
鹿児島県、ANA Cargo、エニキャリ、朝日新聞社、オービジョンの5者は、国土交通省が公募した「地域の事業者間連携を通じた物流生産性向上推進事業」に採択されました。2025年度に続き2年連続の採択で、2026年度は地域の荷主のニーズ発掘支援を担うオービジョンが新たに加わっています。「航空貨物幹線及び地域配送網構築推進協議会」のもと、新たな物流ネットワークの事業化・定着に向けた検討をさらに推進していきます。
5者が取り組む4つの柱
「すでにあるリソース」を掛け合わせる発想
この取り組みの面白さは、航空便の空きスペースと新聞配送網という「すでにあるリソース」を活用している点です。航空機には毎便空きスペースが生まれ、新聞配送網は早朝から地域の隅々まで張り巡らされています。新たな大型投資ではなく、既存のインフラを掛け合わせることで当日配送を実現する。この「シェアリング」の考え方は、物流全体の効率を上げるヒントになります。
「空きスペース」と「配送網」のシェアリング
2025年度の実証実験では、鹿児島県の農水産物を陸・空一貫の当日配送スキームで輸送し、「配送の見える化」や新たな物流としての価値創出を実現しました。異なる業種が持つリソースを持ち寄ることで、一社ではできなかった物流の形が生まれています。
地域の産品を「鮮度そのまま」届ける価値
鹿児島県産の農水産物にとって、首都圏への当日配送が安価に実現することは、販路拡大の大きな後押しになります。鮮度が命の食品ほど、届くまでの時間は短いほど価値が高い。トラックで日数を要していた輸送が当日に変わることで、地域の生産者が首都圏の消費者に「より新鮮な状態」で届けられる。地方の産業を物流の力で支える好事例です。
軽貨物の現場にとっての意味
航空便で届いた荷物を、最終的にお届け先まで届けるのはラストワンマイルの担い手です。この取り組みでは新聞配送網やエニキャリの配送管理システムがその役割を果たしていますが、地域配送の重要性は私たち軽貨物の仕事と共通しています。幹線輸送がどれだけ速くなっても、最後の1マイルが届かなければ物流は完結しません。
幹線輸送と地域配送の連携が物流を完結させる
航空便が鹿児島と首都圏を結び、地域の配送網が届け先まで届ける。この「幹線×ラストワンマイル」の連携構造は、関西でも同じです。私たちアスファレスも、兵庫・神戸の地域配送を担うラストワンマイルの一員として、幹線から届いた荷物を確実にお届けする役割を果たしていきます。
まとめ|航空便と地域配送網の掛け合わせが、遠距離当日配送の新モデルをつくる
- 鹿児島県・ANA Cargo・エニキャリ・朝日新聞社・オービジョンの5者が国交省事業に2年連続採択
- 航空便の空きスペースと新聞配送網という既存リソースを掛け合わせ、鹿児島~首都圏の当日配送を推進
- CO2削減効果の検証や荷主が利用しやすいルール作りなど、環境面の取り組みも並行して進める
- 幹線輸送とラストワンマイルの連携は物流全体の基盤であり、地域配送の担い手の役割はますます重要になる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、幹線輸送と地域配送がつながる物流の時代に、ラストワンマイルを確実に届ける役割を果たし続けます。異なる業種やリソースが連携して物流が進化していく中で、私たちも地域に根ざした配送力で貢献していきたいと考えています。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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