「多頻度」と「少頻度」どちらが正解?|配送頻度の考え方から学ぶ、物流コストのバランス

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は少し趣向を変えて、物流の専門家が解説する「配送頻度の考え方」という興味深いコラムをご紹介しながら、その内容を分かりやすく噛み砕いてお伝えします。「どれくらいの頻度で配送するのが最適か」——これは物流コストを考える上で、とても大切なテーマです。難しく思える理論も、身近な例で見ると意外と分かりやすいものです。
結論からお伝えすると、配送頻度に「唯一の正解」はありません。商品の特性や、送る側・受け取る側それぞれのコストのバランスによって、最適な頻度は変わります。
配送頻度を決める「2つのコスト」
物流の専門家によると、配送頻度を考えるときには、立場の異なる2つのコストのバランスが重要になります。荷物を「送る側」と「受け取る側」で、コストの考え方が正反対になるのが、このテーマの面白いところです。
送る側(発荷主)の配送コストは、配送頻度が多いほど高くなります。一方、受け取る側(着荷主)の在庫コストは、配送頻度が多いほど(こまめに届くほど)低くなります。この2つのバランスで、最適な頻度が決まるのです。
「多頻度配送」と「少頻度配送」の違い
「鮮度が命」なら多頻度が向く
多頻度配送が向くのは、鮮度が重要な商品です。新聞は毎日新しい情報を届ける必要があり、コンビニのおにぎりやサンドイッチも鮮度が命です。だからこそ、毎日こまめに届けます。狭い地域にたくさんの配送先があれば、こまめに配っても1件あたりの配送コストは抑えられます。
「近くにたくさん」なら、こまめに届けても効率的
多頻度配送が成り立つ鍵は、「狭い地域に配送先が集中していること」です。近い場所にたくさんの届け先があれば、一度の運行で多くの配送ができ、こまめに届けても効率が保てます。都市部でのラストワンマイル配送は、まさにこの特性を活かせる領域です。
「広い地域に点在」なら少頻度が向く
一方、少頻度配送が向くのは、配送先が広い地域に点在しているケースです。過疎地域への移動販売がその例で、顧客が散らばっていて走行距離が長くなるため、毎日は回れません。週に1回程度にまとめ、その分お客様にまとめ買いしてもらうことで、効率を保ちます。
- 配送先が広く散在していると、走行距離が長くなり多頻度は難しい
- 頻度を減らし、1回あたりの配送量を増やすことで効率を保つ
- 受け取る側に在庫スペースがあれば、まとめて受け取っても負担が小さい
軽貨物の現場にとっての意味
この「配送頻度の考え方」は、私たち軽貨物の現場にも通じる重要な視点です。どんな地域で、どんな商品を、どんな頻度で配送するのが最適か——これを送る側・受け取る側の双方のコストで考えることが、効率的な配送計画につながります。理論を知ることで、日々の配送を見る目が変わります。
「相手のコスト」まで考えると、良い提案ができる
配送を考えるとき、自社の配送コストだけでなく、荷主様や受け取る側のコスト(在庫や保管の負担)まで視野に入れると、より良い配送の提案ができます。「こうすれば双方にとって効率的です」と提案できる配送事業者は、荷主様から信頼されます。理論的な視点を持つことが、提案力のある事業者への一歩です。
まとめ|配送頻度は「双方のコストのバランス」で決まる
- 配送頻度は、送る側の配送コストと受け取る側の在庫コストのバランスで最適解が決まる
- 鮮度が重要で配送先が密集する場合は「多頻度配送」(新聞・コンビニ配送など)が向く
- 配送先が広く点在する場合は「少頻度配送」(過疎地の移動販売・工場の資材搬入など)が向く
- 自社だけでなく相手のコストまで考えることが、効率的で提案力のある配送につながる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、こうした物流の理論的な視点も学びながら、地域や荷物の特性に合った最適な配送を追求していきます。理論と現場感覚の両方を大切にし、荷主様にとっても効率的な配送を提案できる事業者であり続けたいと考えています。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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