社長自らが「物流の責任者」に|カウネットのCLO就任に見る、荷主が物流を経営課題にする時代

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、コクヨグループのカウネットで、代表取締役社長がCLO(最高物流責任者)に就任したというニュースについてお伝えします。経営トップ自らが物流の責任者となり、物流改革を経営の最重要課題に据えるこの動きは、「荷主企業が物流に本気で向き合う時代」の到来を象徴しています。配送を担う私たちにとっても、心強い変化です。
結論からお伝えすると、荷物を出す側である「荷主企業」が、物流を経営の最重要課題として本気で取り組むことが、物流全体の課題解決と持続可能な物流の実現につながります。
CLO就任の概要
コクヨグループで購買管理システムおよびEコマースサービスを提供するカウネットは2026年8月20日、代表取締役社長の宮澤典友氏がCLO(最高物流責任者)に就任し、経済産業省への届出を完了したと発表しました。
代表自らがCLOに就任することで、物流改革を経営の最重要課題として全社で推進する姿勢を明確にし、これまで進めてきた配送・受注・在庫・庫内作業などの改革をさらに推進していく方針です。
これまでの主な物流改革の取り組み
「CLO」とは何か、なぜ重要なのか
CLO(Chief Logistics Officer=最高物流責任者)とは、企業の物流全体を統括する経営責任者のことです。物流を取り巻く課題が深刻化する中、荷主企業が物流に責任を持って取り組むことが求められるようになり、その旗振り役としてCLOの役割が注目されています。特に、経営トップ自らが就任することの意味は大きいと言えます。
「荷主が物流に責任を持つ」という大きな変化
これまで物流は、ともすると「運ぶ側(物流事業者)の問題」と捉えられがちでした。しかし、荷物を出す「荷主企業」の出し方こそが、物流の効率を大きく左右します。荷主が経営課題として物流に本気で取り組むことは、物流全体の構造的な課題を解決する上で欠かせない、大きな変化です。
「荷主の工夫」が物流を変える
カウネットの取り組みを見ると、「荷主だからこそできる改革」が数多くあることが分かります。配送日の選択を促す、注文を平準化する、まとめ買いを促す——こうした荷主側の工夫が、配送の集中緩和やトラック運行の削減につながっています。荷主と物流事業者が協力してこそ、物流は良くなるのです。
- 配送日や注文タイミングの調整は、荷主だからこそできる改革
- 荷主側の工夫が、配送の集中緩和や無駄な運行の削減に直結する
- 荷主と物流事業者の協力が、持続可能な物流の実現につながる
軽貨物の現場にとっての意味
荷主企業が物流を経営課題として重視するようになることは、配送を担う私たちにとって非常に前向きな変化です。これまで配送現場が抱えてきた負担(配送の集中、急な依頼、非効率な待機など)が、荷主側の理解と協力によって改善される可能性が広がります。荷主と配送事業者が対等なパートナーとして協力する時代の到来です。
荷主と配送事業者は「対等なパートナー」へ
物流の課題は、配送事業者だけでは解決できません。荷主が物流を大切に考え、配送事業者と協力してこそ、良い物流が実現します。荷主企業が物流に本気で取り組む流れは、私たち配送事業者が対等なパートナーとして尊重される時代への一歩です。この変化を歓迎し、共に良い物流をつくっていきたいと思います。
まとめ|荷主が物流を経営課題にする時代が、物流を変える
- カウネットの宮澤社長がCLO(最高物流責任者)に就任し、物流改革を経営の最重要課題として推進
- 配送集中の緩和・注文の平準化・共同配送によるトラック削減・AI需要予測など多彩な物流改革を展開
- 経営トップ自らが物流に責任を持つことで、荷主企業としての責任を果たす姿勢を明確化
- 荷主が物流を経営課題として本気で取り組む流れは、荷主と配送事業者が対等なパートナーになる時代への一歩
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、荷主様と対等なパートナーとして協力しながら、共に持続可能で質の高い物流をつくり上げていきます。荷主様の物流への想いに応え、信頼される配送パートナーであり続けることが私たちの使命です。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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