ピザチェーンの店舗配送にEVトラック|ドミノ・ピザのQSR業界初の取り組みが示すBtoB物流の脱炭素

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、ドミノ・ピザ ジャパンが福岡エリアの店舗配送に、QSR(クイックサービスレストラン)業界で初めてEVトラックを導入するというニュースについてお伝えします。いすゞ自動車・シモハナ物流と連携したこの取り組みは、食材・資材の店舗配送という「事業を支える物流」の脱炭素化を進めるものです。
結論からお伝えすると、消費者に見えにくい「店舗を支える物流」の部分でもEV化が進むことで、企業の事業活動全体での環境負荷低減が実現していきます。
今回の取り組みの概要
ドミノ・ピザ ジャパンは2026年7月14日、福岡エリアの店舗向け配送に、QSR業界で初めてEVトラックを導入すると発表しました。いすゞ自動車とシモハナ物流の3社で連携し、店舗への食材・資材配送に活用します。
福岡エリアでの運用条件に基づく試算では、従来のディーゼル車と比べて年間約16%のCO2排出量削減を見込んでいます。いすゞ自動車が展開するEV導入支援ソリューションを活用して導入を決めました。
取り組みの主なポイント
「見えない物流」の脱炭素という視点
私たちが普段目にするのは、ピザが自宅に届けられる「デリバリー」の部分です。しかしその裏側には、店舗に食材や資材を届ける「店舗配送」という、消費者には見えない物流があります。今回のEVトラック導入は、まさにこの「見えない物流」の部分を脱炭素化する取り組みです。
「事業を支える物流」こそ、環境対応の重要領域
飲食チェーンの事業は、店舗への安定した食材・資材供給があってこそ成り立ちます。この「事業を支える物流」でEV化を進めることは、企業の事業活動全体でのCO2削減につながります。消費者に見えにくい部分での取り組みこそ、本質的な環境対応と言えます。
「荷主・メーカー・物流」3社連携の意義
今回の取り組みが3社連携で実現していることも重要なポイントです。EVトラックの導入には、荷主企業の意思・車両メーカーの技術・物流事業者の運用ノウハウが不可欠です。それぞれが役割を担い協力することで、初めてスムーズな導入が実現します。
- 荷主(ドミノ・ピザ)が環境対応への強い意思を持って主導する
- 車両メーカー(いすゞ)がEV導入支援ソリューションで技術面を支える
- 物流事業者(シモハナ物流)が実際の運用を担い、現場での実効性を確保する
軽貨物の現場にとっての意味
BtoBの店舗配送でEV化が進む流れは、私たち軽貨物・配送事業者にとっても示唆に富んでいます。荷主企業が物流の脱炭素を重視するようになれば、配送を担うパートナーにも環境対応が求められるようになります。EV化への対応は、選ばれる配送事業者になるための要素の一つになっていきます。
荷主の環境意識が、配送事業者への期待を高める
大手企業が事業全体で環境対応を進める中、その物流を担うパートナーにも同じ姿勢が求められるようになります。環境に配慮した配送手段への対応は、これからの配送事業者にとって差別化のポイントであり、荷主に選ばれる理由の一つになっていきます。時代の流れを見据えた準備が大切です。
まとめ|店舗配送のEV化が、事業全体の脱炭素を前進させる
- ドミノ・ピザがQSR業界初のEVトラックを福岡の店舗配送に導入。いすゞ・シモハナ物流との3社連携で実現
- 従来のディーゼル車と比べ年間約16%のCO2排出量削減を見込み、運用効率化・ドライバー負担軽減も目指す
- 消費者に見えにくい「事業を支える物流」の脱炭素化が、企業の事業活動全体での環境負荷低減につながる
- 荷主の環境意識が高まるほど、配送を担うパートナーにも環境対応が求められ、差別化のポイントになる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、環境に配慮した配送への流れを見据えながら、時代に合った持続可能な物流のあり方を追求し続けます。荷主様の環境への想いにも応えられる配送パートナーであることが、これからの私たちの目指す姿です。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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