免許不要の「電動サイクル」がラストワンマイルを変える|地区宅便らの実証が示す配送手段の新しい選択肢

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、セイノーHDグループの地区宅便・日祐と、電動モビリティを手掛けるglafitが、免許不要の「電動サイクル」を活用したラストワンマイル配送の実証実験を始めるというニュースについてお伝えします。ラストワンマイルを担う私たちにとって、新しい配送手段の登場は非常に興味深いテーマです。
結論からお伝えすると、コンパクトな電動サイクルを活用することで、軽自動車への積載台数が2倍になり、免許不要で担い手も広げられる——配送の効率化と人材確保の両方に効く新しい選択肢です。
実証実験の概要
セイノーホールディングスグループの地区宅便・日祐と、電動パーソナルモビリティを開発・提供するglafitは2026年7月6日、地区宅便と日祐の配送業務にglafitの特定原付「電動サイクル」を活用した実証を、東京23区と神奈川県川崎市で開始すると発表しました。
対象となるのは、ダイレクトメール・ポスト投函型配送・小型荷物配送などの業務です。両社は首都圏・神奈川を中心に地域密着型の配送網を構築してきましたが、その配送手段に新しい選択肢を加える取り組みです。
電動サイクル活用の主なメリット
「積載効率2倍」が生産性を大きく変える
両社はこれまで、配達員が不在のエリアや休暇取得時でも配送を続けられるよう、社内スタッフが軽自動車で自転車を配送エリアまで運び、自転車で配達する運用を採用してきました。しかし軽自動車には自転車を2台までしか積めず、運搬効率が課題でした。電動サイクルなら4台まで積めるため、この課題が一気に解決します。
「1回で2倍運べる」ことの大きな意味
1回の運搬で2台から4台へ——この差は、配送業務全体の生産性を大きく左右します。少ない運搬回数で多くの配達員を現場に送り出せることで、限られた人員と車両を最大限に活用できます。積載効率の向上は、地味ですが効果の大きい改善です。
「配送の担い手」を広げる新モビリティ
この取り組みのもう一つの重要な点は、「配送の担い手を広げる」ことです。電動サイクルは免許不要で運転でき、電動アシストで体力面の負担も少ないため、これまで配送が難しかった人でも担い手になれる可能性があります。深刻なドライバー不足の中、これは大きな意味を持ちます。
- 免許不要のため、運転免許を持たない人でも配送の担い手になれる
- 電動アシストで坂道や長距離も走りやすく、体力面のハードルが下がる
- 多様な人材が配送に参加できることで、人手不足の緩和につながる
軽貨物の現場にとっての意味
この実証は、まさに私たちが担うラストワンマイルの新しい形を模索するものです。特に、小型荷物やポスト投函型の配送では、大きな車両より小回りの利くモビリティの方が効率的な場面もあります。配送手段の選択肢が増えることは、地域や荷物の特性に応じた最適な配送を実現する助けになります。
「荷物と地域に合った配送手段」を選ぶ時代へ
すべての配送を同じ手段で行うのではなく、荷物の大きさ・地域の特性・道路事情に応じて最適な手段を選ぶ——電動サイクル・軽自動車・バイクなど、選択肢が増えることで、より効率的で環境にやさしい配送が可能になります。将来的には自治体や他事業者との連携も視野に入れるとのことで、ラストワンマイルの新しいモデルとして注目したい取り組みです。
まとめ|電動サイクルが、ラストワンマイル配送の効率と担い手を広げる
- 地区宅便・日祐・glafitが、免許不要の「電動サイクル」を活用したラストワンマイル配送実証を東京23区・川崎市で開始
- 軽自動車への積載台数が2台から4台へ倍増し、配送業務全体の生産性が向上
- 免許不要・電動アシストで、坂道や広域エリアにも対応しつつ配送の担い手を広げられる
- 荷物と地域に合った配送手段を選べる時代へ。将来は自治体・他事業者との連携で全国展開も視野に
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、進化する配送手段に目を向けながら、地域と荷物に最適な方法で確実に届けるラストワンマイルを追求し続けます。新しい選択肢を賢く取り入れ、より効率的で環境にやさしい配送を実現することが私たちの使命です。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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