「後付け」で自動運転を実現|ダイセーロジ×東海クラリオンの実証実験が示す物流施設間搬送の新しい形

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、ダイセーロジスティクスが東海クラリオンと連携し、自動運転モビリティの実証実験を開始するというニュースについてお伝えします。既存の車両に「後付け」できる自動運転システムを使い、物流施設間の移動や伝票・小型物品の搬送を自動化するというこの取り組みは、現実的で導入しやすい自動運転の姿を示しています。
結論からお伝えすると、「後付け型」の自動運転システムは、大がかりな専用車両を用意せずとも自動運転を導入できる、現実的で導入ハードルの低いアプローチです。
実証実験の概要
ダイセーロジスティクスは2026年6月24日、東海クラリオンと連携し、埼玉県杉戸町の杉戸R&Dセンターで自動運転モビリティの実証実験を開始すると発表しました。物流現場での実証を通じて、安全性や運用性を検証し、自動運転技術の社会実装や物流業界への応用可能性を探ります。
実証実験では、東海クラリオンの後付け型自動運転システム「YADOCAR-iドライブ」を搭載したゴルフカート型車両を使用。実証期間は約1年間を予定し、週1回程度の頻度で検証を行います。
実証実験の主な内容
「後付け型」という現実的なアプローチ
自動運転というと、専用に開発された高価な車両を想像しがちです。しかし今回の実証で使われる「YADOCAR-iドライブ」は、既存の車両に後付けできるシステムです。これは自動運転の導入ハードルを大きく下げる、非常に現実的なアプローチです。
「専用車両」ではなく「今ある車両を活かす」
ゼロから専用車両を開発・購入するのは大きな投資です。しかし後付け型なら、今ある車両を活かして自動運転を導入できます。この「既存の資産を活かす」という発想が、自動運転技術を現場に普及させる鍵になります。
「施設間搬送」という身近な用途
今回の実証で想定されている用途は、長距離の幹線輸送ではなく「物流施設間の移動」や「伝票・小型物品の搬送」という身近なものです。実はこうした「敷地内・近距離の搬送」こそ、自動運転が最も実用化しやすい領域です。
- 物流施設間の移動は、決まったルートを繰り返すため自動運転に適している
- 伝票・小型物品の搬送を自動化すれば、人がその都度移動する手間が省ける
- 敷地内・限定エリアでの運用は、公道より安全性を確保しやすい
軽貨物の現場にとっての意味
自動運転が「施設間の近距離搬送」から実用化されていくという流れは、私たちが担う「配送先への最終配達」がいかに高度で複雑な仕事かを、逆に浮き彫りにします。決まったルートの単純な搬送は自動化が進む一方、多様な配送先への個別対応は、依然として人間の判断と技術が必要です。
「単純な搬送」の自動化が、人の仕事を高度化させる
決まったルートの繰り返し搬送は自動化に向いています。それが自動化されることで、人間のドライバーは「多様な配送先への対応」「臨機応変な判断」「お客様とのやりとり」といった、より価値の高い仕事に集中できるようになります。自動化は人の仕事を奪うのではなく、高度化させるのです。
まとめ|「後付け型」自動運転が、物流施設の近距離搬送を変える
- ダイセーロジが東海クラリオンと連携し、後付け型自動運転システム「YADOCAR-iドライブ」の実証実験を約1年間実施
- 既存車両に後付けできるシステムで、専用車両の開発が不要という導入しやすさが特徴
- 物流施設間の移動や伝票・小型物品の搬送という、身近で実用化しやすい用途を想定
- 決まったルートの単純搬送が自動化されることで、人間のドライバーはより高度な配送業務に集中できるようになる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、自動運転技術が進化する時代においても、人にしかできない多様で柔軟な配送の価値を磨き続けます。技術と人が役割を分担しながら、物流全体をより良くしていくことが私たちの使命です。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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