冷凍倉庫の作業を3分の1に|四国の食品卸・池田商店に学ぶ「DXが事業拡大の起爆剤」になる理由

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、ロジザードが公開した、香川県の食品卸・池田商店の物流DX事例についてお伝えします。クラウドWMS(倉庫管理システム)と立体型仕分けロボットを連携させることで、冷凍倉庫の作業時間を約3分の1に削減したこの事例は、「DXが事業拡大の起爆剤になる」という力強いメッセージを持っています。
結論からお伝えすると、「システムでデータを一元管理し、ロボットで作業を自動化する」という段階的なDXが、人手不足を乗り越え、事業拡大を支える力になっています。
池田商店の物流DX事例
池田商店(香川県琴平町)は、四国全域の学校・病院・介護施設などに食品を提供する食品卸です。同社は2023年にクラウドWMS「ロジザードZERO」を導入し、誤出荷削減や業務標準化を進めてきました。
その後、拠点拡大による出荷量の増加や人材採用難といった課題に対応するため、2026年に「ロジザードZERO」と連携できる立体型仕分けロボット「オムニソーター」を導入。受注から出荷までを「一つのデータ」で管理する運用を実現しました。
導入による効果
「DXが事業拡大の起爆剤」という言葉の意味
池田商店の鈴木遼執行役員は、今回の取り組みについて次のように語っています。
「『ロジザードZERO』の導入を機にDXの第一歩を踏み出し、それが事業拡大の起爆剤になった」
— 池田商店 鈴木遼 執行役員(新居浜物流センター長)
この言葉が示すのは、DXが「守り」だけでなく「攻め」の手段でもあるということです。効率化・省人化はコスト削減という守りの効果だけでなく、その分の余力を事業拡大に振り向けられる攻めの効果も生みます。実際、池田商店は物流センターや加工センターを次々と新設し、着実に事業を拡大しています。
「段階的なDX」という賢いアプローチ
池田商店のDXで注目すべきは、一気にすべてを自動化するのではなく、段階を踏んで進めている点です。まず2023年にWMSを導入して業務の基盤を整え、その効果を確認した上で、2026年に仕分けロボットを追加しました。この順序が非常に理にかなっています。
- まずWMSでデータを整え、業務を標準化・可視化する土台をつくる
- 基盤が整った上でロボットを導入することで、その効果を最大限に引き出せる
- 無理のない段階的な投資で、着実に効果を積み上げながら事業拡大につなげる
軽貨物の現場にとっての意味
池田商店の事例は、「DXは大企業だけのものではない」ことを示しています。地域の食品卸が、段階的にDXを進めることで、人手不足を乗り越え事業を拡大しました。この「まず基盤を整え、段階的に進める」という発想は、軽貨物事業者のDXにも通じます。
「小さく始めて、段階的に進める」DXが成功の鍵
DXというと大がかりな投資を想像しがちですが、大切なのは「まず何から始めるか」です。業務の記録・データの整理といった基盤づくりから始め、効果を確認しながら次のステップに進む——この堅実なアプローチは、規模の小さい事業者ほど有効です。池田商店の事例は、その好例です。
まとめ|段階的なDXが、人手不足を越えて事業拡大を支える
- 四国の食品卸・池田商店が、クラウドWMS「ロジザードZERO」と仕分けロボット「オムニソーター」を連携
- 冷凍倉庫の作業時間を約3分の1、出荷作業時間を約50%削減。省人化と業務効率化を同時に実現
- 2023年のWMS導入から2026年のロボット追加まで、段階的なDXで着実に効果を積み上げた
- 「小さく始めて段階的に進める」DXは規模の小さい事業者ほど有効。人手不足を越えて事業拡大を支える力になる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、無理のない段階的なDXを取り入れながら、効率的で確実な配送体制を築いていきます。技術を賢く活用し、事業の成長につなげることが、これからの時代の物流事業者に求められる姿だと考えています。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
〒651-0094 神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401
TEL: 090-4692-8760 / FAX: 06-6485-5786
MAIL: asfares.del.0812@gmail.com
HP: https://asfares.com