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お知らせ 2026.07.05

マットレスを宅配便で届ける発想|エアウィーヴ×ヤマト運輸が示す「製品設計と物流」を一体で考える知恵


兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。

今回は、高機能寝具メーカーのエアウィーヴが福島工場と東日本配送センターを公開し、ヤマト運輸とのサプライチェーン最適化を進めているというニュースについてお伝えします。「大型マットレスを宅配便で届ける」という発想と、「製品設計と物流を一体で考える」という姿勢に、これからの物流の大きなヒントが詰まっています。

結論からお伝えすると、「配送しやすいように製品を設計する」という逆転の発想と、工場・倉庫・配送を一体化する仕組みが、リードタイム短縮・コスト削減・環境負荷低減をすべて同時に実現しています。

エアウィーヴの取り組みの概要

独自素材エアファイバーを使った高機能寝具メーカーのエアウィーヴは2026年6月23日、福島工場(福島県国見町)と東日本配送センター(福島県郡山市)の内部を公開しました。東日本配送センターは、2025年10月に竣工したヤマト運輸の新拠点「郡山ロジスティクスソリューションセンター(LSC)」内にあり、6月3日から稼働しています。

2007年の販売開始以降、エアウィーヴの2024年グループ連結売上は208億円まで成長。物流体制の強化が、その成長を支えています。

「大型寝具を宅配便で届ける」工夫

従来の大型寝具配送の課題

ベッド用マットレスなどの大型寝具は、配送料が高い・時間指定できない・受け取りや搬入に立ち会いが必要といった点が購入のネックになっていた

マットレスを3分割に設計

マットレスを3分割で構成。ブロックごとに「硬め」「柔らかめ」など個人でカスタマイズできるうえ、コンパクトに梱包できる

段ボール2箱で宅配便扱いに

段ボール2箱(マット2ブロック、マット1ブロックとカバー)に分けて梱包することで、通常の宅配便として扱える。配送のハードルが大きく下がった

製品の人気の理由

「寝返りが楽」という機能に加え、通気性が良く水洗いできる点なども人気。製品の魅力と配送のしやすさを両立している

「製品設計と物流を一体で考える」という発想

エアウィーヴの最も注目すべき点は、「配送しやすいように製品そのものを設計している」ことです。一般的には製品をまず作り、それをどう運ぶかは後から考えます。しかしエアウィーヴは、製品開発の段階から「どう届けるか」を考慮しているのです。

「運びやすさ」を製品の価値に変える

3分割設計は、配送を楽にするだけでなく「自分好みにカスタマイズできる」という製品の魅力にもなっています。物流の制約を、逆に製品の付加価値に変える——この発想の転換が、エアウィーヴの強さの秘密です。物流は「製品の後工程」ではなく「製品設計の一部」なのです。

工場・倉庫・配送の一体化がもたらす効果

エアウィーヴは、ヤマト運輸の郡山LSC内に配送センターを置くことで、保管・出荷機能を統合しました。エアウィーヴ生産管理部長の中原俊憲執行役員は、その効果を次のように語っています。

「保管・出荷機能を郡山LSCに統合したことで、福島工場は生産に専念できるようになった。関東以北エリアへ西日本拠点から発送する必要もなくなり、リードタイム短縮、長距離輸送削減、GHG排出削減にもつながる。寝具にとって物流はとても重要な要素」

— エアウィーヴ生産管理部長 中原俊憲 執行役員

福島から郡山へ完成品を、郡山から福島へは製造部材を運ぶ「ラウンド輸送」も実施しており、空荷をなくす工夫も徹底されています。さらに郡山の施設は「物流拠点」と「防災拠点」の意味を込めた構想で、災害時には保管している寝具を避難所へ提供する地域貢献も検討されています。

軽貨物の現場にとっての意味

エアウィーヴの取り組みは、「大型・特殊な荷物も、工夫次第で宅配便として届けられる」という可能性を示しています。これは配送を担う私たちにとっても重要な視点です。また、メーカーが物流を重視し、3PLと連携して効率化する流れは、配送の質への要求が高まることを意味します。

「届けやすさ」を一緒に考えられる配送パートナーへ

荷主が製品設計の段階から物流を考える時代に、配送事業者も「どうすれば届けやすいか」を一緒に提案できる存在であることが価値になります。単に運ぶだけでなく、配送の知見を荷主に還元できる——そんなパートナーが選ばれます。

まとめ|製品設計と物流を一体で考えることが、成長を支える

  • エアウィーヴが福島工場・東日本配送センターを公開。ヤマト運輸の郡山LSCと連携しサプライチェーンを最適化
  • マットレスを3分割設計し段ボール2箱で宅配便扱いに。配送の制約を製品の付加価値(カスタマイズ性)に変えた
  • 保管・出荷をヤマトLSCに統合し、リードタイム短縮・長距離輸送削減・GHG削減を実現。ラウンド輸送も導入
  • 荷主が製品設計から物流を考える時代、配送事業者も「届けやすさ」を提案できるパートナーであることが価値になる

株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、単に荷物を運ぶだけでなく、荷主様と一緒に「どう届けるか」を考えられる配送パートナーを目指します。製品と物流が一体となって価値を生む時代に、その最後の一手を確実に担うことが私たちの使命です。


株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
〒651-0094 神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401
TEL: 090-4692-8760 / FAX: 06-6485-5786
MAIL: asfares.del.0812@gmail.com
HP: https://asfares.com

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