「求人票」と「スキルシート」が現場を変える|NTTロジスコのJILS発表事例から学ぶ人員配置と自動化の知恵

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、NTTロジスコが「全日本物流改善事例大会2026」で発表した2つの改善事例についてお伝えします。「相互応援の見える化」と「AI画像認識による自動仕分け」——どちらも規模に関係なく現場で活かせるヒントが詰まった事例です。
結論からお伝えすると、「誰が何をできるか」を見える化することと、「人がやらなくていい作業」をテクノロジーに任せること——この2つが、現場改善の本質です。
JILS物流改善事例大会でのNTTロジスコの発表
NTTロジスコは2026年5月12日・13日に開催された「全日本物流改善事例大会2026」で、西日本マーケティングロジスティクスセンター(西日本MLC)と埼玉物流センターでの改善事例を発表しました。
それぞれ「人員配置の柔軟化」と「自動化による属人化解消」という、現場が抱える典型的な課題への取り組みです。
事例①|西日本MLC「求人票」と「スキルシート」で相互応援を仕組み化
「見える化」が組織を動かす
西日本MLCの事例で特に注目すべきは、特別なシステム投資ではなく「求人票」「スキルシート」という、誰でも理解できるシンプルな仕組みで課題を解決した点です。
「誰が何をできるか」が見えると、現場は柔軟になる
人員配置の難しさの本質は、多くの場合「情報が共有されていないこと」にあります。業務内容とスキルを一覧化するだけで、管理者の判断スピードと精度が大きく向上します。これは大企業だけでなく、どんな規模の組織でも今すぐ始められる改善です。
事例②|埼玉物流センター「AI画像認識×自動搬送」で仕分けミスゼロを実現
埼玉物流センターでは、レンタル通信機器の再利用時における回収品の登録・仕分け作業が属人化し、作業動線にも大きな負担がかかっていました。
- AI画像認識技術と自動搬送システムを活用した「自動登録・仕分けシステム」を導入
- 作業工程を集約し、レイアウトの見直しによって動線そのものを最適化
- 属人化の解消と作業効率化を同時に実現
成果:作業生産性約30%増・仕分けミス0%
AI画像認識による自動登録・仕分けにより、人の目視・判断に依存していた工程をシステムに任せることで、生産性が約30%向上し、仕分けミスはゼロを達成しました。「人がやらなくていい作業」をテクノロジーに渡すことで、人はより重要な判断業務に集中できます。
軽貨物の現場にとっての意味
2つの事例は、規模の異なる軽貨物事業者にもそれぞれ活かせるヒントを与えてくれます。「求人票・スキルシート」のような見える化は、複数のドライバーがいる事業所であればすぐに導入できる仕組みです。一方「AI画像認識」のような技術投資は難しくても、その発想——「人がやらなくていい作業を減らす」という視点は、配送ルートの最適化や荷物の仕分け作業にも応用できます。
小さな会社でもできる「見える化」の第一歩
「誰がどのエリアの配送ルートに詳しいか」「誰がどの荷物の取り扱いに慣れているか」——こうした情報を一覧化するだけで、急な欠勤・応援要請への対応がスムーズになります。仕組みは大企業だけのものではありません。
まとめ|「見える化」と「自動化」が現場改善の両輪
- NTTロジスコがJILS物流改善大会2026で2事例を発表。西日本MLCと埼玉物流センターでの改善内容を共有
- 西日本MLCは「求人票」「スキルシート」で業務内容・スキルを見える化し、柔軟な相互応援体制を構築
- 埼玉物流センターはAI画像認識×自動搬送で属人化を解消。生産性約30%増・仕分けミス0%を実現
- 規模に関係なく、「誰が何をできるか」の見える化と「人がやらなくていい作業」の削減が現場改善の出発点
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、現場での小さな見える化と改善を積み重ねながら、ドライバー一人ひとりが力を発揮できる体制を整え続けます。仕組みで支える現場こそ、強い現場だと信じています。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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