ロボットは動いた。では人は何をする?ラストワンマイルの本当の価値

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、パーソルクロステクノロジーが滋賀県甲賀市で実施した自動配送ロボットによるラストワンマイル輸送の実証実験結果についてお伝えします。関西エリアで行われたこの実証は、私たちが担うラストワンマイル配送の未来を考えるうえで、非常に重要な内容です。
結論からお伝えすると、自動配送ロボットによるラストワンマイルは「技術として動く」段階に入りました。しかし同時に、人による配送の強みと価値があらためて明確になった実証でもあります。
実証実験の概要
パーソルクロステクノロジーは2026年1月13日から1月30日にかけて、滋賀県甲賀市において自動配送ロボットによるラストワンマイル配送の実証実験を実施しました。甲賀市・JAこうか・手原産業倉庫の協力のもと、JAこうかを配送拠点として甲賀市役所を中心とした約2.5kmのルートを走行。自動配送ロボットによる弁当の配送と容器回収を行い、地域の社会的受容性や運用課題の確認を行いました。
大雪のため走行不可となった日が1日あったものの、それ以外のすべての日程で予定通りに午前中の配送を完了しています。
実証のポイントと結果
利用者の声が示すもの
実証で特に注目すべきは、実際に弁当を受け取った利用者からのリアルな声です。
「配達時間が安定しており、安心して利用できた」
「先進的な取り組みであり、人材不足対策にもつながると感じた」
— 実証実験参加者のフィードバックより
「配達時間の安定」という評価は非常に重要です。自動配送ロボットは休憩も取らず、感情的なムラもなく、設定されたルートを一定のペースで走ります。この「安定性」は、人間のドライバーが意識的に追求しなければならない課題でもあります。
自動配送ロボットの現在地と課題
今回の実証で見えてきたのは、自動配送ロボットが「決まったルートを決まった時間に届ける」という点では確実に機能するという事実です。一方で、大雪への対応・想定外の事案への対処・遠隔監視のコストなど、まだ解決すべき課題も明確になっています。
- 悪天候(大雪)での走行は現時点では困難
- 自動回避が難しい場面ではオペレーターによる遠隔操作が必要
- 想定外の事案への対応プロセスは引き続き検討段階
ロボットが苦手なことを、人が担う
悪天候・複雑な状況判断・受取人とのやりとり・臨機応変な対応——これらはすべて、今の自動配送ロボットが苦手とすることです。そしてそれは、私たちのような人の配送ドライバーが日常的に当たり前にこなしていることでもあります。
軽貨物事業者にとっての視点
自動配送ロボットが「決まったルートの定期便」を担うようになれば、人間のドライバーが担う配送はより高度で複雑なものに集約されていきます。個別対応が必要な配送・時間指定の厳しい荷物・重量物・マンション高層階への配送——こうした「ロボットでは難しい配送」を、より高い付加価値として提供できる事業者が選ばれる時代が来ます。
- ロボット化が進む定型配送ルートより、複雑・個別対応の配送の価値が高まる
- 受取人とのコミュニケーション・臨機応変な対応は人間の強みとしてより際立つ
- 関西・兵庫エリアでの自動配送ロボット普及に備え、自社の強みを明確にしておくことが重要
まとめ|ロボットが動く時代に、人の配送の価値はより明確になる
- パーソルが滋賀県甲賀市で自動配送ロボットの実証実験を実施。約2.5kmのルートをほぼ全日程で予定通り完走
- 利用者から「配達時間が安定」「人材不足対策になる」とポジティブな評価を獲得
- 一方で悪天候対応・想定外の事案処理など、まだ解決すべき課題も明確に
- ロボットが苦手とする複雑・個別対応の配送を担う人間ドライバーの価値は、これからさらに高まる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、自動配送ロボットでは代替できない人の配送の価値を磨き続けます。臨機応変な対応・丁寧な受け渡し・確かなコミュニケーション——これが私たちの使命であり、強みです。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
〒651-0094 神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401
TEL: 090-4692-8760 / FAX: 06-6485-5786
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