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お知らせ 2026.09.13

物流を「コスト」でなく「戦略」に|モスフードサービスのAI需給管理導入が示す、経験と技術の融合

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。

今回は、モスフードサービスがHacobuのAI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI(ムーボ・ピーエスアイ)」を導入したというニュースについてお伝えします。需要予測に基づく発注量の算出やサプライヤーとの計画情報共有を支援するこのサービスは、ベテラン担当者の知見とAIを組み合わせた新しい需給管理の仕組みづくりを目指すものです。物流を「コスト」ではなく「戦略」と位置付ける同社の姿勢に、学ぶべきことが多い取り組みです。

結論からお伝えすると、AIがすべてを代替するのではなく、定型的な判断はAIに任せ、人は人にしかできない判断に集中する。この「経験と技術の融合」という考え方は、物流のあらゆる現場に通じるものです。

導入の概要と背景にある3つの課題

モスフードサービスは9月7日、HacobuのAI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI」を導入したと発表しました。MOVO PSIは需要予測に基づく発注量算出やサプライヤーとの計画情報の共有を支援するサービスで、需要・在庫・発注・輸送を一体で捉え、欠品リスクの低減や在庫適正化、輸送効率の改善を支援します。

導入の背景として同社は、サプライチェーン基盤の刷新、事業領域拡大に伴う需給管理の複雑化、ベテラン担当者の知見継承という3つの課題を挙げています。どの業界でも共通する「属人化」と「複雑化」への対応が、今回の導入の出発点です。

MOVO PSIの主な特徴

AIによる需要予測と発注量算出

需要が比較的安定した定番品を中心に、AIが需要予測や発注量の算出を支援。定型的な計算や判断をAIが担うことで、担当者は人による判断が必要な領域に集中できる

経験知の可視化と継承

人がAIの提案を修正した内容や理由を蓄積することで、これまで担当者の経験に依存していた判断基準を可視化し、知見の継承につなげる

サプライヤーへの計画段階からの情報共有

確定発注前の計画段階から需要や発注見込みをサプライヤーへ共有。サプライヤーの準備余力と加盟店への安定供給を両立する

SaaSによる継続的な機能改善

需給管理をSaaSに切り出すことで、継続的な機能改善を取り込める。Hacobuの「Hacobu Solution Studio」が連携やカスタマイズにも対応する

「人の判断」と「AIの計算」を分けるという発想

今回の取り組みで注目したいのは、AIにすべてを任せるのではなく、「定型的な計算や判断はAIが担い、需要変動の大きい商品やキャンペーンなど人による判断が必要な領域には人が集中する」という役割分担の考え方です。

「任せるところ」と「集中するところ」を分ける

ベテランの経験と勘はかけがえのない財産です。しかしそれを一人の頭の中に閉じ込めておくのではなく、AIと組み合わせ、修正の履歴を蓄積して可視化する。経験知が組織の共有財産になる仕組みは、人手不足が進むあらゆる業界にとって大きなヒントになります。

サプライチェーン全体を「共通言語」でつなぐ

もう一つ見逃せないのは、自社内にとどめていた在庫・物流情報をサプライヤーとの「共通言語」へと発展させるという方針です。計画段階から情報を共有することで、サプライヤーは無理のない生産・輸送計画を立てられるようになります。モスフードサービスは物流を「コスト」ではなく事業を支える「戦略」と位置付けており、サプライチェーン全体で最適化を進める姿勢が明確です。

軽貨物の現場にとっての意味

AIによる需給管理の最適化は、サプライチェーンの上流の話に見えますが、その効果は末端の配送現場にも波及します。発注や在庫が適正化されれば、急な出荷の波や欠品による緊急配送が減り、配送の計画も立てやすくなります。上流が整えば、ラストワンマイルの現場にも「無理のない物流」が届く——私たち軽貨物にとっても心強い流れです。

上流の最適化が、末端の配送現場を楽にする

需給管理が整えば、急な出荷増や欠品対応の緊急便が減り、配送の波が穏やかになります。計画的な物流は、ドライバーの負担軽減や安全運行にもつながります。サプライチェーン全体がスムーズに回ることが、ラストワンマイルの質を高める土台になるのです。

まとめ|経験とAIの融合が、物流を「戦略」に変える

  • モスフードサービスがHacobuのAI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI」を導入
  • 定型的な判断はAIに任せ、人は需要変動やキャンペーンなど人にしかできない判断に集中する役割分担
  • ベテランの経験知をAIとの修正履歴を通じて可視化し、組織の共有財産として継承する仕組みづくり
  • 上流の需給管理が最適化されることで、ラストワンマイルの配送現場にも計画的で無理のない物流が届く

株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、サプライチェーン全体が整っていく流れの中で、地域のラストワンマイルを確実に届けるという自分たちの役割を果たし続けます。上流から末端まで、それぞれが持ち場で力を発揮することで、物流はもっと強くなると信じています。


株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
〒651-0094 神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル401
TEL: 090-4692-8760 / FAX: 06-6485-5786
MAIL: asfares.del.0812@gmail.com
HP: https://asfares.com

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