「物流の枠を超えた連携」をセイノーHDが語る|CVC投資から見える次世代物流のつくり方

兵庫で配送するならアスファレス。株式会社アスファレス代表の荒川です。
今回は、セイノーホールディングスの河合秀治専務執行役員が、東京駅前に開設されたイノベーション拠点「JAPAN CVC BASECAMP」のキックオフイベントに登壇したというニュースについてお伝えします。同業他社との協業、スタートアップへの出資、業界を超えた連携——物流の未来をつくる動きが、また一段と加速しています。
結論からお伝えすると、物流業界の課題は、もう物流業界だけでは解決できません。航空・テクノロジー・スタートアップなど、異業種との連携が次世代物流をつくる鍵になっています。
「JAPAN CVC BASECAMP」とイベントの概要
「JAPAN CVC BASECAMP」は、東京建物とFIRST CVCが東京駅前に開設した、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)関係者を対象とした日本初のイノベーション拠点です。2026年5月27日のキックオフイベントに、セイノーホールディングスの河合秀治専務執行役員オープンイノベーション推進室長が登壇しました。
河合専務は、業界特化型コミュニティ「FORUM」参加予定企業同士のトークセッションに、ANAホールディングスの津田佳明上席執行役員らとともに登壇。物流の枠を超えた連携を拡大していく姿勢を示しました。
セイノーHDが紹介した取り組み
同業同士の「baton」が示す協業の力
西濃運輸と福山通運という、本来は競合関係にある企業同士が「ドライバー乗り換え方式」で幹線輸送を行う「baton」の取り組みは、これまで何度もお伝えしてきた「競争から協働へ」という流れの象徴的な事例です。
「業界共通の課題」には、業界全体で取り組む
ドライバー不足・長距離運行の負担——これは特定の会社だけの課題ではなく、業界全体の課題です。だからこそ、競合同士でも協力できる部分は協力する。この発想が、物流業界の持続可能性を左右します。
CVC投資が示す「物流の未来への布石」
セイノーHDがT2(自動運転トラック)やエアロネクスト(ドローン)に出資していることは、単なる財務投資ではありません。これは「将来の物流インフラに、今から関わっておく」という戦略的な布石です。
- 自動運転トラックへの投資は、将来の幹線輸送の主役になり得る技術への先行投資
- ドローンへの投資は、地上の配送網を補完する「空からの配送」への布石
- 異業種(航空業界のANAなど)との連携は、物流の枠組みを超えた新しいサービス創出につながる
軽貨物の現場にとっての意味
大手物流会社がCVC投資を通じて自動運転・ドローン・異業種連携に動いていることは、私たちの仕事の未来にも影響します。これらの技術が実用化されるのは数年先かもしれませんが、その変化を知っておくことは経営判断において重要です。
大手の「未来への投資」を、自分たちの「今」に活かす
大手が自動運転・ドローンに投資する一方で、私たちのような軽貨物事業者は「今、人にしかできない配送」を磨くことが最も価値のある投資です。技術の進化を脅威ではなく、自分たちの役割をより明確にするきっかけとして捉えることが大切です。
まとめ|物流の未来は「業界の枠を超えた連携」でつくられる
- セイノーHD河合専務が「JAPAN CVC BASECAMP」キックオフイベントに登壇。航空業界(ANA)とも目線を合わせる連携を表明
- 「baton」での西濃運輸×福山通運の協業を紹介し、競合同士でも業界課題には協力する姿勢を強調
- 自動運転トラック(T2)・ドローン(エアロネクスト)へのCVC出資で、次世代物流インフラへの布石を打つ
- 大手の未来への投資を知ることは、軽貨物事業者が「今、人にしかできない配送」の価値を見極めるヒントになる
株式会社アスファレスは、兵庫から「最後を任される会社」として、技術と業界の変化を見据えながら、今この瞬間に求められる配送の価値を磨き続けます。未来がどう変わっても、最後に荷物を届けるのは人の手であり続けます。
株式会社アスファレス 代表取締役 荒川祐太
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